ーOOO-1年ぶりのXPERIA… XPERIA arc SO-01C
ソニー初のandroid端末「XPERIA X10」が発売されたのが、2010年の4月1日のこと。それ以来、昨年末から怒濤のようにandroid端末が発表され、スマートフォンの市場がにぎやかになっていったのは記憶に新しいところです。
っていうか、昨年の今ごろはまだ、docomoのHT-03Aだけしかandroid端末が発売されてなかったって、信じられますか?
そして今ソニーから、新しいXPERIAが発売される運びとなりました。
docomoから3月24日に発売されるXPERIA arc SO-01Cのタッチ&トライイベントが開かれるということで、ワタクシ銀座のソニービルに行ってきたのですよ。
- Xperia(TM) arc SO-01C | 製品 | NTTドコモ
- 「Xperia arc」先行展示イベント、アクセサリーやアプリを披露 - ケータイ Watch
- ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 - 2/28(月)開催「Xperia(TM) arc」タッチ&トライブロガーイベント - Fans:Fans
ソニーエリクソンの金子さんは、イベントの最初に登壇するとまず「大変お待たせしました」と言いました。
これはイベントをはじめるにあたって最初の一言というだけでなく、「最初のアンドロイド端末 XPERIA X10 を発表してから今まで、新機種を待ち望んでいた皆さんに、大変長らくお待たせしました」という意味が含まれていました。
1年の間に、OSであるandroidもずいぶんバージョンアップしましたし、モバイル向けのCPUやチップセットも新しい物が発表されました。
端末に最新のテクノロジを詰め込むと、最新かつプレーンなandroid端末が出来上がります。しかしそれだけではやや荒削りで、細かい部分の使い勝手が悪いようです。(→参考「Nexus S」を使って分かった「GALAXY S」のよさ - ケータイ Watch)
単に最新の部品を集めてくるだけでなく、そこにソニーらしさ、XPERIAらしさを感じさせるソフトやハードを詰め込んで出来上がったのがXperia arcということになります。
ハード面の性能はある程度推測していたのですが、気になったのは実際の触り心地です。
この触り心地のチューニングは、なんといってもiPhoneが素晴らしいです。スムーズ感、軽快感がなんとも心地いいですよね。
ところで有楽町にはドコモのスマートフォンプラザがあるのですが、XPERIAのイベントの直前、ここで実際に他社製のスマートフォンと触り比べてみました。
画面上で指を滑らせて離した時に、スーッと画面が滑りながらゆっくり減速する感じの心地よさは、ドコモのスマートフォンの中ではXPERIA arcが心地よいと感じました。このへんは各自、実際に触ってみてくださいね。
ソニーの携帯電話SO902iを使っているワタシとしては、気になるのが文字入力のIME、”POBox”の完成度です。
っつーか、POBoxが使いたくて他メーカーに乗り換えられないんすよ。
キーボード入力の時はAIUEOのキーが広く表示してあるのが特徴的です。
さらに、子音のキー…この場合は”K”を押してみます。
ローマ字入力の場合、次に押されるキーはA/I/U/E/O/K/Yの7キーしかありません。だから、そのキーだけ強調表示して、他のキーは入力を受け付けないことにします。すると、誤入力の可能性が減るわけです。
ワタシの場合、他社の端末だと押したつもりのキーの下の段が入力されて誤入力することが多いのですが、XPERIAは指先に近い部分を検知するので、誤入力が少なかったです。
POBox4.0では、フリック入力でもキーボード入力でもオッケーです。
変わっているのがqwertyのカスタマイズ。たとえばローマ字入力の時、"L"キー使ってますか? 使わないなら、表示しなければ誤入力しないですむし、他のキーを広く表示できるわけです。
縦画面と横画面では、キーボードを使い分ける人も多いんじゃないかと思うんですよ。たとえば縦画面だとテンキーでフリック入力、横画面ならキーボード入力、みたいな。
POBox4.0なら、縦と横それぞれでどのキーボードを使うか覚えていてくれます。地味に便利そう。
ということで、個人的に気になってたブラウザのスクロール感と、文字入力にまつわる部分をレポートしてみました。
え、まだXPERIAのソニーらしさを見てないって?
なんかね、イロイロつなぐとすごい感じだったですよ。しかもそれって、docomoの店頭で触った程度ではわからない部分なんです。
で、それはまた、別のお話。