ーOOO-色収差

 こないだから使っている中古の望遠レンズ
 なーんか色の出方が面白いなーとは思っていましたが、調べてみるとコレは「色収差」と呼ばれる現象らしい。ななな、なんとッ!?
 色の違いは光の波長の違いとも言えます。波長によって光の屈折率は変わります。この屈折率の違いにより、レンズを通った光は波長によって焦点距離が変わり、これによってボケが生じることがあるのだそうです。
 その詳しい説明は、こちらの記事が参考画像付きでわかりやすいかなー、と。

 最新のカメラのレンズはさまざまな工夫によってコレを克服しているのですが、ワタシの買ったレンズはかなり古いので(ソニーのベータマックスのころだと思われるので、かれこれ30年くらい前のモノかも)、この色収差の対策が甘かったんだと思われます。


 うーん、そうか−。
 とはいえこの色収差、キライじゃないんですよね。
 
 こないだ上野で撮った写真なんですが、単に「ピンボケ」というのとはちょっと違う感じの、やわらかーいみどりの輪郭線がでてるでしょ?
 絞り開放で撮るとかなりボケ味が出るレンズなので、がんがんボカしてあれこれ撮ってみたいなーと思っております。


 ペンタックスQにはまだまだレンズのラインナップが少ないので、あれこれ流用して使っているわけなのですが、面白さと難しさが同居します。
 ペンQでCマウントのレンズを使うと、メカニカルシャッターが使えないために、上から順にスキャンするような動作で電子シャッターが切れます。
 
 このため、花から飛び立った瞬間のチョウが、こんな感じに変なボケかたをします。半分くらいまでシャッターを切ったところで、チョウが羽をはためかせたような感じに見えますか?
 で、まあ、「だからダメだ!」ってぶん投げちゃっても良いんだけど、そうじゃなくて何度もシャッターを切ってみたら、おもしろい写真が撮れるんじゃないかなー? と思っているワタクシなのでした。
 だめな写真を今まで以上に量産しそうだけど、「このカメラとレンズじゃなければ撮れない!」みたいな1枚が撮れないかなーと思いつつ、シャッターを切るワタクシなのでした。