ーOOO-とりあえず enchantMOON の裏ブタをあけて、そっと戻した


 さっそくだが、買ったばかりのenchantMOONの裏ブタをあけてみることにするッ!
 当然、メーカー保証は受けられなくなるので、みなさんはマネしちゃダメです。

 バラすには、このネジが問題なのです。
 マイナスドライバーではない、なんか変なカタチ。
 これ、「スパンナー」と呼ぶそうです。

 100均でマイナスドライバーを買ってきて、真ん中を削れば良いかも…と思ったけれど。
 とりあえず手っ取り早く、アキバの工具店で特殊ネジ用ドライバービットのセットを買ってきたですよ。一式でたしか2000円くらい。


 
 ということで、ガパーッとあけてみます。
 周囲の四カ所をあければ、すぐに裏蓋は開きます。
 注意したいのは、本体と裏蓋の間に、スピーカーの線が通っていること。引っ張って切らないように。
 あとで気が付いたんだけど、うまく引っ張るとスピーカーがポロッと外れてきました。
 もしもあなたが enchantMOON の裏ブタをあけるなら、最初から外したほうが便利かも。

 んで、なぜワタシは買ったばかりの enchantMOON の裏ブタをあけたのか?というと、無線LANの感度が悪かったからなのです。
 enchantMOON の中にはUSB無線LANが入っているというので、USB延長ケーブルで外に引っ張り出すと感度が上がりそうだと考えました。

 んで、そのUSB無線LANがコレ。
 指で差してる黄色い基板の、その下です。
 見えますか? 極小のUSB無線LANドングルが刺さっています。

 上に乗っかって邪魔している小さな基板をどかすために、黄色いテープをはがしてやります。
 電気系はまったく詳しくないけど、この黄色いテープって絶縁テープなのかな?
 なくさないように、元に戻せるようにはがします。

 持ち上げてやると、小さな基板はフレキシケーブルで液晶に繋がっていました。どうやら液晶の制御基板のようです。
 この状態でも、まだUSBは引き抜けない。
 液晶を押さえるための、ちいさな水色の鉄板が邪魔をしています。


 精密ドライバーのプラスでネジを回します。
 ポロッと、邪魔な水色の鉄板を外すことが出来ました。
 しかし、まだUSB無線LANを引き抜くことは出来ません。


 まわりをぐるっと一周、黄色いテープで巻いて止めてあるからです。
 仕方が無いので、カッターでテープを切って、はがしてやります。

 ようやくUSB無線LANを引き抜くことが出来ました。


 本体基板側のUSBコネクタは、まっしろなコネクタがむき出しになっていて、周囲を覆う鉄板がありません。とてもきゃしゃで、何度も抜き差しするようには出来ていません。
 あとで何度も抜き差ししていたら、曲がってしまいました。

 ここで、USB延長ケーブルを用意します。長さは1m、値段は100円。
 ホントはもっと短くて、コネクタがコンパクトで、線が細いヤツが欲しかったのですが…。


 当然ながら差し込むことが可能です。

 ですが、延長ケーブルのコネクタが大きすぎです。
 本体のコネクタは無理な負担がかかっています。また、コネクタはねじ穴をふさいでいます。

 何が何でもフタを閉めたかったので、がんがんカッターで削っていきます。
 が、それにも限界があるようです。

 ホントは、うらぶたの空気穴の辺りに延長して、ちょっとでも無線LANの電波を飛びやすくしたかったのですが、ケーブルがうまくおさまらなくてフタを閉めることが出来ません。
 ハンドルを外して、その穴からケーブルを外に…とも思ったのですが、太すぎて無理でした。

 くやしいので、とりあえず通電して、不具合がないかどうかの確認をしました。
 で、当然ながら、延長ケーブルを使ってもキチンと無線LANに接続することが出来ました。
 …ああ、壊れてなくて良かった!

 
 ところで、このUSB無線LANアダプタは、通信中にLEDが光ります。
 enchantMOONでは、通信状態や電波状態を知る表示が無いので、うまいことLEDの光が見えるようにしたいですね。


 ということで、コンパクトで細いケーブルのUSB延長ケーブルを自作して、さらに本体に穴を開けて、USB無線LANアダプタが外から見えるようにする、というのが目標となりました。


 今夜はとりあえず、ケーブルを外して元に戻しておきました、とさ。

2013/7/31追記

 より詳しい解説付きで、もっと細かく分解した記事を発見しましたので、興味のある方はこちらもぜひどうぞ。