ーOOO-新型NDロードスターに、みんなワクワク
こないだの土曜日は、筑波サーキットで行われる「第25回 メディア対抗 ロードスター4時間耐久レース」と言うのを見てきたですよ。
これは、マツダのユーノスロードスターが発売されて以来、25年間続いてきたレースなのです。
と言うことでこの日はロードスターを中心に、マツダの車に関するイベントがたくさん行われていたのでした。
しかしこの日の私の興味の中心は、なんといってもつい先日発表されたばかりの4代目ロードスターのお披露目にあったのです。
マツダのロードスターの人気は大変なモノで、世界で最も売れたオープンスポーツカーとしてギネスに認定されているほどです。そのフルモデルチェンジなので、まずはデザインを世界のファンにお披露目しておこう、と。そういうことらしいのですね。
このお披露目は、筑波サーキットの奥のパドック内に特設ブースを設けて、暗室の中にライトで照らし出された状態で展示されていました。
実際に見てみると、写真とはイメージ違って、薄くてシャープで、それでいて丸っこいという、複雑なデザインでした。
なんかねー、面が複雑で、自分で写真に撮ると「いや、ちょっと違うな…きちんと撮れてないな…」と思って撮り直すと、「いや、これも違うな…」という感じ。
デザイン面では大変グッときたワタクシだったのでした。
重量、馬力、そのほかの詳細は一切不明なのですが、マツダロードスター史上、最もコンパクトに仕上がったということなので、その発売が待ち遠しいですね。
でもやっぱり、できれば青空の下、自然光の中で、そのデザインを見てみたいな…。
どんなエンジンで、どんな感じで走るんだろうな…。
と思っていたら、なんとサプライズで、このロードスターをロードスター4時間耐久レースの先導車として実際に走らせるという情報が!
うわ、張り子の虎じゃなくて、ホントに走るのか!?
ブースの前には人だかりが出来ました。
ベールが開いて、ブースの中からロードスターがしずしずと、手で押されながら出てきました。
何しろこの日の筑波サーキットは、マツダファン、ロードスターファンで埋め尽くされているので、ものすごい大コーフン!
エンジンをかけないままパドックのなかを押されて進むロードスター。
「おっと、ここでパドック内のガソリンスタンドで給油するんでしょうか?」
車と人混みは。ガソリンスタンドの横を抜けていきます。
そしてロードスターはソロソロと、パドックからピットロードへと姿を現します。
メインスタンドの前の大観衆に、いま、お披露目です。
ロードスターは、やはり青空の下、太陽の光に照らされた状態が美しいですね。
そして、どわーっと、人だかりが!
なにしろ参加者がモータージャーナリストばかりのレースだから、自分のレースも気になるだろうけれど、そんなことより今まさに目の前に新型ロードスターのスクープが転がってきたわけですから、もう大興奮!
一般のお客さんも入り交じって、大混乱!
そして世界初お目見え、新型ロードスターのエンジンが点火され、軽やかなエグゾーストノートが筑波サーキットに響き渡ったのでした。
いろいろYouTUBEに動画が上がってるんですが、もっともエンジン音が良く撮れているのがコチラの動画です。
この動画を撮った自動車評論家、国沢光宏さんのブログには”乾いた軽い良い音でしょ? このクルマ、何だか久しぶりにワクワクする。”なんて書いてありました。
そして新型NDロードスターは、軽やかにサーキットを走り出しました。
後ろには、これからレースを行う現行型NCロードスターを従えています。
そして来年のロードスター4時間耐久レースでは、新型のNDロードスターでレースが行われることが宣言されました。
それはとうぜん、この新型ロードスターが来年の今頃には発売されているという予告でもあります。
無事にサーキットを一周して、各車スターティンググリッドへ。
レースの直前に、ドライバーと監督、メカニックたちが打ち合わせを行う最後の大事な時間です。
しかし、この日の人だかりは、先頭にいる新型ロードスターに集中していました。
観客も、ドライバーたちも、みんなみんな新型ロードスターが気になって仕方が無い。
ま、とにかく。
クルマに興味が無いヒトも、「なんだか、たくさんのクルマ好きな人たちが、みんながみんな気になって仕方が無いクルマが発売されるみたいなんだなー」ということを、心の隅に留めておいてくださいませ。