ーOOO-走る曲がる止まる
こないだ筑波サーキットに行ってきたオハナシの続きです。
筑波サーキットに行った目的は、新型ロードスターのお披露目を見るのと、メディア対抗ロードスター耐久4時間レースを見ることだったのですが。
しかしこの日は他にもマツダ車関連…というかロードスター関連のレースが数多く催されていたのでした。
これはロードスターのレースの模様です。
横転時に安全を確保するために、鉄パイプ(ロールケージと呼ばれる)で補強する…等々の改造が行われてはいるけれど、その他はほぼノーマル車のまま。ナンバープレートがついてるから、レースが終わったらそのまま走って家に帰れる気楽さがあります。
ノーマル車のレースだから、参加の資金面での敷居がいくらか低くなります。
これがチューニング勝負のレースだったら、いくらお金を使って改造したかが重要になってくるので、アマチュアには表彰台が遠のいてしまいます。
同じ車種の、無改造車のレースだから、純粋にウデの勝負になります。
それぞれの車両が出す最高速度や馬力は同じなわけです。
だから、いかに上手にコーナーを曲がるか? どのタイミングでどれだけアクセル・ブレーキを踏むか? が、大事になるわけです。
いまこのとき、前を行くクルマの後ろにピッタリくっついて、いくらかでも空気抵抗を減らすことで、抜くチャンスをうかがう…という駆け引きが行われています。
ドライバーたちは道具の差ではなく、勝負の駆け引きとテクニックで勝負しているのです。
あたりまえですが、モータースポーツもやはりスポーツなのです。
勝者たちはたたえられ、勝利の美酒に酔うのです。
(このシャンパンはノンアルコールだそうですが)
勝ったオトーサンが、こどもたちと一緒に写真を撮ってもらう場面。
命がけでレースしている瞬間と、表彰式のものすごくハッピーな感じ。
そういう両極端な場面を、何度も交互に繰り返し見るという、そんな不思議な一日でした。