ーOOO-モータースポーツジャパン2015で流し撮りしまくり、の巻
先週の日曜日…4月12日にお台場で「モータースポーツジャパン2015」というイベントが開催されました。
モータースポーツジャパンというイベントの名の通り、日本のモータースポーツで活躍するクルマたちがたくさんデモランを行っていました。
この会場はふだん駐車場なので、このコースはもちろん仮設です。仮設ガードレールと仮設フェンスがあるものの、観客とマシンをさえぎるモノはそれだけ。とにかく圧倒的にマシンが近い!
んで、写真を撮りまくったので、大量に貼り付けてしまおうという企画なのであります。
今回のテーマは流し撮り。ヘボいカメラにヘボいレンズで、バカみたいにシャッタースピードを遅くして、流し撮りしまくり、手ぶれしまくりの写真を大量生産したのですが、勘弁勘弁。
でもねー、クルマの写真は流して撮ってナンボでしょ!(←開き直った)
D1グランプリ
この翌週(というか今日)にお台場で開催されるD1グランプリからは、時田雅義選手の「GOODYEAR Racing ZEROCROWN」(ピンクと黒のクルマね)と、田中裕司選手の「魂同組 with NICHIEI HADAKA SUPRA」(赤と黒のクルマね)が、会場狭しと豪快なデモランを行いました。
タイヤが暖まってきて、灰色のタイヤスモークが上がると、独特のゴムが焦げたような臭いがあたりに立ちこめます。後ろにいた人たちが「あー、これこれ!この臭いがD1だよな!」と会話していたので、うんうん判る判るとうなずきたくなるワタシなのでした。
スーパーフォーミュラ
一見F-1マシンのようですが、これはスーパーフォーミュラというカテゴリーのマシンです。こちらも翌週(というか今日)鈴鹿での開幕戦を控えます。
この日は中嶋大祐選手の「SF14・ホンダ」がデモランを。ここではタイヤ交換のパフォーマンスの模様を連続写真でお届けします。
タイヤ交換の時に、右フロントタイヤを交換していたピットクルーが、突然クルマのフロントでゴロンと転がって、左フロントの位置に瞬間移動、そのまま左フロントタイヤの交換をはじめました。
これ、スゲーカッコ良かったんですが、ワタクシは「えっ、今の何?何?」とパニクってしまって、その瞬間を写真に撮っていませんでした。いやー、こういう突然のシャッターチャンスを逃すというのは、カメラマンとして致命的な気がするわー…。
SUPER GT
市販車をベースに改造して作られたマシンで戦うのがSUPER GTです。
といいつつ、この「ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT」のベースになる「NSX」は、実はまだ市販されていません。
デモランの時間以外もこのクルマは会場に展示してあって、近寄って眺めることができました。ワタシも写真を撮ったのですが、でもね、やっぱ走ってるときのほうが圧倒的に魅力的なんだよね。
おお、コンセプトカーが走っている、しかもレースに出るのか…と、不思議な気分でシャッターを切りましたです。
同じSUPER GTのカテゴリーで戦う「MOTUL AUTECH GT-R」が、タイヤ交換のパフォーマンスを披露。
タイヤ交換のピットクルーが待ち受けるピットへ、全速力で進入!
そして次の瞬間、絶妙な位置でブレーキング!
これ、写真の中でクルマだけがブレてるんですけど。
実は、いったん止まったクルマの下にピットクルーが板を差し込んで前輪を持ち上げて、微妙かつ瞬時にタイヤ交換ピットクルーの位置にクルマを移動させている、というわけなんですね。止まったはずのクルマが瞬間的にビミョーに動いたからブレてるんであって、オレは悪くない…悪くない!(たぶん)
特に下から2枚目の写真に顕著なんですが、前輪はほとんど回っていないのに後輪が強烈に回転してタイヤスモークを吐き上げる、レースさながらのロケットスタート。ど迫力だったのでありました。
ダカールラリー
8000キロの距離を2週間かけて走破するダカールラリー。
この過酷なレースに挑戦する日野レンジャーも、デモランを行いました。
ぶっちゃけ、こうやって展示してあるときは「デカいなー」ぐらいの印象しか持ってなかったのですが。
ところがところが、走り出すとコレがもうスゲえんだわ!
見上げるような巨大な車体を前後左右に大きく揺すぶりながら、もうぜんと走り抜けていく!
とにかく圧倒的。いや、コレは生で見ないと伝わらないわー。
1号車のドライバーは73才の鉄人、菅原義正。その次男の菅原照仁は、2号車のドライバー。
今年の1月のレースにおいて、HINOチームは無事完走、排気量10リットル以下クラスにおいて1-2フィニッシュで、クラス6連覇を果たしたのだそうです。
いや、なんかねー、ホントすごいので、チームの紹介映像を貼っておきますね。お時間あるときにぜひぜひご覧ください。
デイトナ24時間
世界三大耐久レースのひとつ、デイトナ24時間。
1992年にこのレースを制した「日産R91CP」を運転して、当時のドライバー”日本一速い男”星野一義さんが登場しました。
この「運転して」というのがハプニングだったらしく、本当の予定ではクルマをコース上にスタッフが押して出し、エンジンを始動してその音をみんなで聞く…というパフォーマンスの予定だった、らしいのです。
なにしろ23年前のレースカー、壊したら交換部品なんか無い。直せるかどうか怪しい。というか、キチンと動くかどうかすら、怪しい。
星野一義さん曰く「とにかく本当にすごい車で、3速からアクセル全開でホイールスピンするようなクルマなんだから、そんなトロトロ走らせるようなクルマじゃないんだよ」
ということで、ドーンと走ったァ!
ほんでもって、豪快にスピンターンを何周も決めた!
スモークが巻き上がってたいへんなことになっている…。
戻ってきたところでスタッフがクルマの各部をあわててチェックしている様子。
いやー、貴重な走行を見せてもらいましたですよ。今後、このクルマにこんな機会があるかどうかわからない。
ということで貴重な走行の様子をYouTUBEで見つけたので、動画でどうぞ。
おわりに
はてさてどんなもんでしょーか。
クルマはピカピカに磨いて置いたらソレはソレで美しいんだけど、やっぱ走ってナンボだなーという思いを深くしました。
今後も何かチャンスがあったらスローシャッターで流しまくって写真を撮っていきたい!