ーOOO-首都決戦の第1試合

 おそるおそる「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」を見てきたワタクシですよ。
 個人的には思ってたより良かったんだけど、友人知人方面にはオススメしないです、ハイ。
 ストーリーはともかく、実写でパトレイバーがガツーンと立ち上がって動き回ってくれれば、ワタクシ的にはソレで良いので。と書きつつ友人知人方面に説明すると、本作でもレイバーは全然動かないですよ?


 なんかねー、銃器の設定についてクドいぐらい延々と登場人物が話すシーンがある一方で、物語を進めるためのセリフだとかシーンだとかが欠けていて、物語がなんだかすげー超展開なんだよね。
 エンターテイメント作品としては、東映戦隊ヒーロー物の劇場版だとか、仮面ライダーの劇場版のほうがよっぽどオススメです。
 でも、わかりにくさもまた、押井作品らしさなのかもしれないからな。いや、本作に関して言うとちょっと…って感じですけど。
 メシを食うシーンの汚らしさは特筆すべき。


 去年から隔月で劇場公開されていたパトレイバーも、コレで終わり。
 公開している劇場が少ないから遠くの劇場まで見にいって。それがたとえ映画サービスデーでも「パトレイバーは特別上映なので割引しません」とか言われて。安くない交通費と1800円を払って見る1話1話が、いちいちビミョーな出来映えで。舌打ちしながら、安くない交通費を払って劇場を後にする…そんな日々ともコレでおさらば。
 あー、長い苦行が終わったなぁ…。
 と思っていたら、押井監督から「実はディレクターズカット版を秋に上映する予定です」とのメッセージが。
 んー、いや、ディレクターズカット版だから面白くなるとかそういう種類の映画じゃなくね?
 やれやれ、もう一回映画館に行かなきゃならないのか…ふう。