ーOOO-パンプキンヘッド

 おまっとさんです。


 さてさて、先日のこと。
「センパイはいろんな豆知識を知ってますね」
と後輩君が言う。
 うーん、それはね。
 自分が中学高校生くらいのころは、ウルトラクイズとか高校生クイズとかがすごいブームだったから、クイズ王になりたい!とか思ってクイズの本を山ほど読んだんだよ。それで、ムダな知識ばっかり身についちゃったんだよねぇ。
「いやいや、センパイくらいいろんなコトを知ってるのは、やっぱりすごいですよ」
 あのころ覚えることがらを、もっと英単語とかの受験方面に振り分けとけば、ちゃんと大学に行ったり出来たと思うんだよね。いろいろ知ってはいるんだけどムダなことばかりで、中心の肝心な部分はスカスカというか、ピーマンみたいな…。
「でも普通のピーマンじゃないですよ、センパイは肉厚でぎっしりしたピーマンじゃないですかぁ」
とか、そんな話をした。


 その話のあと、いろいろ考えたんだけど。
 肉厚でぎっしりしていて中心がスカスカというと、これはピーマンというより、カボチャなのではないだろうか?
 自分は、カボチャ頭なのだ。


 肉厚で中心がスカスカなものといえば、他にはメロンがある。
 だけど「自分は頭がピーマンじゃなくて、メロンなのだ」とかいうと、ちょっとだけ高価なモノに自分をたとえたような感じで、おもしろみがない。
 やはりここは、カボチャ頭という比喩が面白そうだ。


 で、そういえば今は10月だ。もうすぐハロウィンだ。
 自分は、パンプキンヘッドなのだ。
 そう思いながら街を歩けば、店先はハロウィンの飾り付けにあふれている。
 街角でパンプキンヘッドが薄気味悪く笑っている様子を見ると、変な親近感が湧いてくる。自分の分身が街角にたくさん飾ってあるような、くすぐったい気持ちになった。


 ところで本来、カボチャ頭という単語にはどんな意味があるんだろうか?
 調べてみると、

顔の醜い男や、能力のない男をあざけっていう語。

カボチャ野郎(カボチャヤロウ)とは - コトバンク

 カボチャ頭って、けっこうヒドい日本語表現だったのね…。
 知らなかった…。
 それなら「自分はピーマン頭です」と言ったほうがマシなのかなぁ?
 うぬぬ。




 画像は本文とは無関係に、我が家のネコの杏ちゃんさん(かわいい)