ーOOO-強炭酸
強炭酸ペプシ、というのが売ってたのです。近所のセブンイレブンで、500mlボトルが128円だったかな。
もともとペプシはちっちゃい缶で強炭酸を売ってたのですが、これは缶コーヒーくらいの180mlサイズだったから、なんだか飲み足りない。「ホントに強炭酸なのかな?」と思っているうちに飲み干してしまう。
それが今回は500ml。
「強炭酸」、敵として不足なし。
そっとレジに運んで、レジ袋に入れてもらわずにソーッと持って出て、店先で飲むことに。
せっかくの強炭酸を殺すわけにはいかない。キャップをソーッとひねって、シュワーッていったらすぐ閉める。爆発物処理班のような繊細な指先で、そーっと、そーっと…
炸裂させることなく開栓処理に無事成功。
梅雨時とはいえ、蒸し暑い夜につめたい強炭酸ペプシを飲む!
どれほどスカーッとすんだろう!
期待しながら、ぐびり、と。
うん。
ペプシだ。
普通にペプシの味だ。
え、これ、強炭酸なの、か…?
驚くほど普通な印象に肩すかしを受ける。ま、期待値が高すぎたかな…と反省しながら、ぐびぐび飲む。
と、ゲップが。
げえええええーっぷ。
なんだ、この異常なゲップの長さは!?
胃の奥からこみ上げてくる、長く強烈なゲップ。
すげえぜ、コイツは確かに強炭酸だ! ヒャッハー!
強炭酸だと、飲んだ瞬間は普通のさわやかさなのに、ゲップだけが長く強調されてしまう。後味がスッキリしないというか、むしろ不愉快。
普通のコーラの炭酸の強さがいかに適切なものであるのか、ということを思い知ったワタシは、ふたたびコンビニへと入り、今度は普通のコカコーラを手にしたのであった。