ーOOO-甘くないお菓子は美味しくない

 果物や野菜は、同じ品種でも年々品種改良が進んでいて、だんだん甘くなっていってるんですと。って、先日のガイアの夜明けの受け売りなんですけど。

 そうそう。たしかに最近はトマトを買ってもトウモロコシを買っても大外れということは少なくなりましたな。トウモロコシの中には、生で食べても甘いようなヤツがあったり。まー、そりゃ甘い方が美味しい訳ですなー。
 でも、ケーキとかは「甘くない方が美味しい」みたいな価値観があったりしませんか?
 ここでワタシは強く言いたい。
 甘くないお菓子って、美味しくないよね? 味気無いですよね?
 なんでかっていうと、砂糖の中にも、うま味成分が含まれている訳で、ソレが少なくなっちゃうと美味くないよねーやっぱり。っつーのがひとつ。
 あと、長年の伝統と経験に基づいた砂糖と粉と卵の割合のバランスってーものがあるワケですよ。ソレを崩したらフワフワなケーキになるはずが無い、みたいな。んじゃーなんで砂糖の分量を減らしてもフワフワしたケーキが焼けるかってーと… なんでだろーねぇ? なーんつってな。各自よく考えること。で、このへんも「甘くないお菓子は美味しくない」の根拠なのですな。
「甘すぎるお菓子が美味しくない」、というのは誰でもわかる。くどくてベットリしていて、いかにも太りそう。
 でも、「甘くないお菓子も美味しくない」の。
 そういうわけで、「甘くなくて美味しい」っていう言葉が美味しいお菓子のモノサシになっているのは、ワタシはなんだかおかしい気がします。で、これからは「上品な甘さで美味しい」とか、そういう言葉が美味しいお菓子のモノサシになるといいなーとワタシは思いますです。