ーOOO-冷凍食品のぬくもり
弊社のきょうのお昼ごはんには、エビ蒸しギョウザがついてきた。
なんとなくうれしい。
子供だってほんの一口で食べられるんじゃないか、という小ささ。透き通った皮。その中にエビの身が包まれ。噛むとたぶん汁がじゅわっとして。
そのいとしさに、食べる前についつい眺めたりして。
んで、表面のひだひだというかシワの部分に目がいった。
このギョウザには貝を思わせるような細かいシワが入っているのだけれど、よくみるとキチンとしてなくて、やや不揃いだ。で、別なギョーザと比べて見たんだけど、シワの入り方に違いが見られた。
え、コレ冷凍食品だけど、ひょっとして、ひとつひとつ手作りなの?
冷凍食品と言えども、機械で包んだのではなくて手作りなのだと思うと、なんだか温もりのような物が感じられる。
昼ごはんの最後のシメに、最後まで取っておいたエビ蒸しギョーザを一段と愛しく思いながら、口に運んだ。
ぱく。
…冷めてたがな。