ーOOO-待ち遠しくて、もったいない

an_dan_go2006-04-19

 ここ最近、多忙多忙と書いていたワタクシだが、実はここ1週間ほどは、そーでもないのだった。
 桜が散るとともに弊社に静寂が訪れ、っつーか急にヒマになりました。で、そーいうときに段取りとかがキチンとついていれば「明日、休みまーす」とか言って急に休めちゃうってのが弊社の良いところだ。多分。
 んでここ1週間ほど飛び石連休を取り続けているのでした。
 でもって明日はお休みで。
 そんでもって明日は待ちに待ってたMOTHER3の発売日で。
 コレは都合がいいなぁ、朝ゲームを買ってきて、一日じっくり腰を据えて遊ぼうかなぁ。
 でもでも、なんかいきなり一気に遊んじゃうのはもったいないなぁ、だってMOTHER2の発売が1994年8月27日のことだから、ワタシはMOTHER3の発売をかれこれ12年待ってたんだから。
 自分がどれほどMOTHER3の発売を心待ちにしていたのか、と言うことに気がついたのは、2000年8月に開発中止が発表されたときのコトだった。あのとき、どんだけ悲しかったか。そして開発再開が発表されたとき、どれだけうれしかったか。
 と、書きながらもMOTHER3に対する期待は、さほどでもなく、しかしソレは自分の中では矛盾ではなく、期待に胸をふくらませ続けて待つには12年はあまりにも長かった、というだけのことだ。やっぱ、12年間もドキドキしっぱなしってワケにはいかないじゃん?
 あれだけ待ち遠しいゲームだったのに、雑誌で「MOTHER3特報」なんて書いてあったり、あるいはソレっぽい写真を目にした瞬間、ワタシは即座にページをめくった。そうして可能な限り情報をシャットアウトして、まっさらな気持ちのままで発売日を待ち続けた。
 そうして待って待って待ちこがれたゲームの発売日は、いよいよ明日になった。
 あれほど待ち遠しかった発売日なのに、待ちくたびれているはずなのに、ワタシは「なんだ、もう明日か」という感じの、拍子抜けしたような気持ちでいる。
 それでいて、「会社が休みの日はいつもならお昼まで寝ているんだけど、でも明日は早起きしてMOTHER3を買ってこよう」とか、「一度に遊んじゃうともったいない気がするから、ちょっとづつ遊ぼう」とか、そわそわしている。
 んで、会社の帰り道に何気なくゲーム屋に寄ったら、その店にはもうMOTHER3が置いてあった。
 で、即買った。
 いつもならゲームを発売日前日に買うのはスゴくウレシいことで、もう速攻でプレイしてガンガン解いていくのだけれど、今回に限ってはそんな気分になかなかなれない。
 何に例えればいいかな? すごく面白い小説とかマンガとかがあったとして、どんどんスゴい勢いで読み進めていくんだけど、だけど最後のページが近づいてくるのがもったいなくって、右手の中のページの厚みと左手のページの厚みを比べて、「あとちょっとでラストだなぁ」と思うとなんだか読み終わるのがもったいなくて、ちょっと一息入れてから、読み終わってしまう寂しさを振り払ってラストシーンをガーッと読み込んでいく感じって、あるでしょ?
 で、ワタシにとってMOTHER3は、プレイし始める前からその気分がある、と言うか、プレイする前からエンディングが近づいてくるのがもったいない気がする。
 いや、もうとにかく待ち遠しかったんだ。プレイするのが。
 待ち遠しすぎて、プレイするのがもったいないんだけど、すごくワクワクしていて、せっかく買ってきたのにいまだにパッケージを開けることが出来ないままでいます。
 いやー、楽しみだ♪