ーOOO-モンテールつかの間キッチン見学記
スーパーなどの洋生菓子コーナーでおなじみのモンテールさんは、来る9月1日に「つかのまDOLCE」というケーキを発売します
ということで、グルメぴあの招待で、モンテール主催のイベント「モンテールつかのまドルチェ体験会」にお邪魔してきたですよ。
で、新製品を開発するテストキッチンをちょびっと見学させていただいたので、そのレポートをお送りします。
手間をかけ、良い材料を使い、高い鮮度を保つ
さて、様々なメーカーがある中で、モンテールさんはどのようなこだわりをもって商品を作っているのでしょうか?
それは、手間をかけ、良い材料を使い、高い鮮度を保ち続けることでした。
まず、モンテールは産地直結型の工場をたてました、
卵や牛乳の生産地に近い場所に工場を建てることで、非常に高い鮮度で材料を仕入れられます。
生乳を生乳のまま仕入れたら、モンテールの工場内で65度で30分間かけて低温殺菌します。このため新鮮そのもので、風味も高いミルクが得られます。
ちなみに、通常私たちがスーパーで買うミルクは、130度で2秒かけて超高温殺菌します。しかしこれではミルクの風味やうま味が損なわれるばかりでなく、雑味が生まれるのだとか。
モンテールでは新鮮なミルクをすぐ使うのだから、細菌数も非常に少ないわけです。法律の基準では「1gあたり10万個以下」とされるところを、モンテールの基準では「1gあたり300個以下」。原材料は、ほぼ無菌の状態に保たれているのです。
こうして得られた新鮮な卵や牛乳は、熱効率の良い銅釜を使って手間をかけて練り上げられます。
大量生産なので工場内は機械化も進んでいますが、様々な行程で手作業が行われているのだとか。
たとえばモンテ−ルのロールケーキの生地は、とてもふんわりとしています。これを機械で巻くとふんわり感が損なわれるため、手作業で巻いているのだそうです。
テストキッチンの衛生管理っぷりについて
さてさて、ここで私たちは新製品を開発するテストキッチンをちょびっと見学させていただきました。
華やかさはないんだけど、とても興味深かったです。
オフィス側から見て、ガラスで隔てた向こう側にテストキッチンがあります。キッチンとオフィス、会議室が同じフロアに並んでいるのです。
で、このテストキッチンやオフィスは工場内にありまして、工場には併設の直販コーナーがあります。
この工場内に企画、開発、製造、販売のすべてがコンパクトに集まっているわけで、小回りのききそうな感じ、風通しの良さそうな感じがしますよね。
オフィスとキッチンは空調が完全に分かれています。天井のエアコンはHEPAフィルターを使い、ホコリやカビを除去しています。
それから、照明器具それ自体を透明なカバーで覆ってあります。こうすることで、照明器具からホコリが落下することを防いでいるんですね。
テーブルの上のピカピカさに目を奪われがちですが、ここで見て欲しいのは床にチリ一つ落ちていないこと。と同時に、清掃しやすく出来ていると言うこと。
スタッフの方の白衣姿が衛生的に完璧ですけど、アレは猛烈に暑そうですよね…。お疲れ様です…。
個人的にスゴく感心したのが、ゴミ箱。
ポリバケツにゴミ袋を入れると、ゴミ箱の内側や底が汚れた汁で一杯になって不潔なんですよね。
その点、バケツの底が無い形なら、汁がたまることがない。
床も掃除しやすい。ゴミ箱が一杯になっても、横から引き抜けそう。なるほどねー。
見学者の人は「ふーん」ぐらいの感じみたいだったけど、いやー、アレは大変だよ…。なかなかあそこまでは出来ないって。
レシピとかを紙にプリントした物は、いったん透明なファイルにはさんでからキッチン内で見ているようです。汁ハネとかもへっちゃらだし、衛生的だわー。
食品を製造する立場から見て、なかなか刺激的でした。
まとめ
新鮮な材料を使い工場を衛生的に保つという、あたりまえのことを徹底するということがモンテールのおいしさの秘訣でした。
しかしあたりまえのことでも、徹底するのはむずかしい。その積み重ねがすごいですよね。
さてさて、イベントはこのあと「つかのまDOLCE」の試食へと進んだんですが、その話はまたいずれ。
このレビューはWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」から招待されたイベントに参加して書かれています。本イベントへの参加及びレビュー掲載への対価はありませんが、試食やお土産は提供されています。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)