ーOOO-どれにしようか?…2つの「つかのまDOLCE」
シュークリームなどでおなじみのモンテールさんから、9月1日発売になったのが、「つかのまDOLCE・ベルギーショコラ」「つかのまDOLCE・エスプレッソティラミス」というケーキです。価格は231円です。
このケーキの特徴は、モンテールの誇る低温殺菌ミルクを原料として、厳選されたココアやチーズを加えて作った、コクのあるゆたかな味わいです。
先日行われたつかのまドルチェの体験イベントでは、この2つのケーキの食べ比べとともに、2つのケーキに使われた厳選素材の食べ比べが行われたのです。
つかのまDOLCE・ベルギーショコラ
モンテールさんいわく、チョコレートケーキはビターなコクと味わいで、男性受けするケーキなんだとか。
で、コクのあるチョコレートクリームを目指した「つかのまドルチェ・ベルギーショコラ」は、ベルギー産のクーベルチュールチョコに、モンテール自家製のクリームをミックスしたホイップが使われています。
まずは厳選素材である自家製のチョコペーストをなめてみました。
ぶっちゃけ、200円で8個入りのチョコパンのクリームみたいな、なんかそういう印象で。わたしは特に感心しなかったのですが。
このチョコペーストを「つかのまドルチェ・ベルギーショコラ」として商品になった状態で味わってみると、またひと味違う。
チョコペーストとホイップクリームの混ざった状態が絶妙な配合で、とてもなめらかな口当たり。
ケーキのトッピングとして、ナッツクランチの食感とチョコソース苦みが加えられています。なんつーんでしょうか、アイスの「アーモンドクランキーチョコ」とか「ジャイアントコーン」を食べたような感じです。
甘さが控えめで、ビターなチョコレート感が濃厚な一品でした。
つかのまDOLCE・エスプレッソティラミス
そもそもティラミスはわりと最近のお菓子で、日本でブレイクしてから20年目のスイーツなんです。もともとイタリアのお菓子だったのを雑誌「Hanako」が1990年春に取り上げて以来、ブームに火が付いたんだそうです。
で、今回の「つかのまドルチェ・エスプレッソティラミス」は、チーズクリームがひと味違うんだそうです。
マスカルポーネ入りのチーズペーストと、新鮮な卵を使って作ったカスタードを使い、銅釜で焦げ付かないように丁寧にチーズクリームを作ったのだそうです。
ここで、厳選素材のチーズペーストをなめてみました。
ほんのりした塩味に、微妙なチーズの香り、そしてクリーム感。なるほど、濃厚にチーズが主張します。
さて、そんなペーストが「つかのまドルチェ・エスプレッソティラミス」として商品になると、どうなるのか?
クリームと組み合わさることで、食べたときのチーズ感が濃厚に感じられました。チーズの風味、塩味。それらがクリームの甘みを引き立てます。
表面にかかったココアパウダーと、生地に染みこませてあるエスプレッソコーヒーのほんのりした苦みも、甘さを強く引き立てます。
ほんのりした塩味で甘さにふくらみがあり、とてもティラミスらしさにあふれた一品でした。
どれにしようかな?
ということで、モンテールの新製品、2つの「つかのまドルチェ」を紹介してきましたが。
どちらも美味しいベルギーショコラとエスプレッソティラミス、あなたならどちらを選びますか?
コレ、難しいんですが、エスプレッソティラミスは甘さが強くて、一つ食べるとお腹がいっぱいになっちゃう気がするんですよね。もう一個食べるなら、甘さ控えめでちょっとビターなベルギーショコラがよいかなぁ。
ちなみに会場内での人気投票では、18対12でエスプレッソティラミスの方が人気でした。
さてさて、ここでモンテールの歴史について。
モンテールはそもそも戦後、金太郎飴などの駄菓子を作る会社だったそうです。当時は食糧難、とにかく甘ければ「美味しい!」と言われる時代だったのです。
しかし高度成長期に食文化が大きく変わり、消費者の舌も肥えてきました。「より美味しい物を作らなければ」ということで、ケーキなどの西洋菓子にチャレンジを始めたのです。
一手間、一工夫を重ねていくうちに、「もっとおいしくするには水分が必要だ」ということで、新鮮な卵やミルクを使い、さらに手間のかかる要冷蔵ケーキを手がけるようになったのだそうです。
手間を惜しまず作った要冷蔵ケーキの数々は評判となります。
わたしは知らなかったのですが、モンテールの超厚バウムクーヘンは、モンドセレクション金賞を3年連続受賞したのだとか。
洋菓子の本場に洋菓子を出品して、名誉ある賞を3年連続もらった、ということは大変なことですよね。
味や品質を高め続けてきたことは、きちんと売り上げにも反映されています。
スーパーなどのPOS売り上げデータでは、シュークリーム・エクレア・ロールケーキ・ワッフル・どら焼きのジャンルでモンテールは5冠を達成したのだそうです。
金太郎飴を作る駄菓子屋から始まって、とうとうモンドセレクション金賞を3年連続受賞しちゃうような立派な西洋菓子屋になったモンテール。
イベントの最後、モンテールの方はこんなことを言いました。
「社員一同、どうしたら美味しくなるのかなと考えながら作っておりますので、みなさまどうぞよろしくお願いします」
ということで今回オススメしたいのは、「つかのまドルチェ」だけではありません。
美味しい物を作ろうという気持ちがすみずみまで入ったモンテールのお菓子たち。
さぁ、どれにしょうかな?
このレビューはWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」から招待されたイベントに参加して書かれています。本イベントへの参加及びレビュー掲載への対価はありませんが、試食やお土産は提供されています。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)