ーOOO-映画「BECK」を見てきたっ!

 第26回講談社漫画賞少年部門を受賞し、累計発行部数は1500万部を超える。不動の人気を獲得した、ハロルド作石原作の音楽コミック「BECK」。原作の魅力をそのままに、最強のコミックが最強のキャスト・スタッフでついに実写映画化!!
 

■ストーリー
 ニューヨーク帰りの天才ギタリスト竜介(水嶋ヒロ)との出会いをきっかけに、平凡な高校生・コユキ佐藤健)は、音楽の魅力にのめりこんでいく。
 竜介の下に、ベースの平(向井理)、ラップの千葉(桐谷健太)、そしてギター&ボーカルのコユキとドラムのサク(中村蒼)が集まり、最高の音楽を目指すバンド・ BECK<ベック>が結成。竜介の妹・真帆(忽那汐里)の応援もあり、夢中でバンド活動に取り組むうち、コユキは自分では全く気付かなかった天性の歌の才能を開花させていく。
 次第に頭角をあらわしていくBECK、皆が胸に抱いていた夢、日本最大のロックフェス出演が実現しかけた矢先、バンドの存続にかかわる大きな危機が。果たして、そのとき彼らは――。

 いつもお世話になっているAMNさんのキャンペーンに応募したら『BECK』のチケットをいただいたので、早速見てきたですよ。


 なんつーんでしょうか、簡単に言うとロック版「のだめカンタービレ」というか。ロックバンドの成長とともに描かれる、笑いあり涙ありサスペンスあり恋愛ありの、群像劇という感じ。
 映画館の音響設備を使ってロックコンサートを見るということで、腹にズンズン来てなかなか良かったです。家庭で見ると音響効果が弱くなると思うので、気になる方はぜひ劇場でどうぞ。


 映画を見ている中で違和感があったのは、千葉が歌ってるシーンは曲にボーカルが入るんだけど、コユキが歌ってるシーンは曲にボーカルを入れずに処理されてると言うこと。
コユキが口パクなのは、やっぱ歌唱力がアレだったのかな…」と思ってしまったのですが、パンフレットを見ると「読者のイメージを壊したくない」という原作者のハロルド作石さんの意向だったというオハナシ。
 それはわからないでもないけれど、それなら千葉が歌っているシーンも読者のイメージを壊さないように口パク歌無しで処理するべきだよね。


 というか、千葉が歌ってるシーンは良かったですよ。熱かったです。
 というか、千葉に注目して見てました。
 主人公の竜介はアメリカ帰りの天才ギタリスト。そしてもう一人の主人公コユキは平凡な高校生だけど、秘めたる才能の持ち主で、メキメキ上達していく。
 物語の役割的に選ばれし勇者である竜介とコユキに対し、そんなものに恵まれない千葉。
「オレの居場所がなくなるんじゃないか?」
「オレはココにいて良いのか?」
そんな不安を抱えながら、メンバーとすごしていくジリジリした感じ。
 なんだか気になったので、ずっと千葉くんを応援していたワタクシだったのでした。