相手の血液型を当てる裏技 ーOOO-

それは中学生のころの話。
ある日の休み時間、
みんながクラスでくだらない話をしている時、
友達のクラスの担任の先生は
「オレは血液型を当てるのが得意だ!」
と、豪語してたのだそーな。

それはつまり
「今までの教師生活によってつちかわれた観察眼により
 生徒の普段の素行、クセ、成績などなどをミックスして
 ほぼ完璧に見破ることが出来るようになったのだ…」
ということらしかった。
そして不意に
「おい、○○、おまえの血液型を当ててやろうか?」
と友達に言ったのだそうな。

んで、友達は
「血液型占いなんか、ケッ!」
とか常日頃から言いがちな男であった。

先生は
「オマエの普段の生活態度とかから見て…
 血液型は…
 そうねぇ…
 そうだ、A型だ!
 A型に違いない!」

「いーえ、違いますー。
 O型だもんねー!」
勝ち誇ったようにイヤな笑みを浮かべて
友人はそう言った。

先生は顔色ひとつ変えずに
「んじゃ、
 オマエのお父さんかお母さんがA型だろ?
と言った。

負けた、と友人は思った。
そして
その言い回しはズルイ、とも思った。
それじゃデタラメ言っても当たるに決まってるジャン。
家族とか兄弟とか親戚まで含めちゃったら
いつか当たるに決まってるジャン、と。

そして今。
友人は合コンとかで初対面の女の子に
「ねーねー、オレ、血液型当てるの得意なんだよー!」
とか言って
テキトーに血液型を当てまくって
人気者になっているとかいないとか。



2005/7/22 0:15追記

ゲストブックでatukitさんという方に
「血液型を当てるのって簡単なんですねー」
とコメントをいただいたので、
改めて解説を。

日本人の血液型の分布は、Wikipediaによれば
  • A型 - 約40%
  • O型 - 約30%
  • B型 - 約20%
  • AB型 - 約10%
ということらしい。
したがって、初対面のヒトに
「あなたはA型ですか?」
と尋ねれば、40%の確率で当たってしまう。

さらに、本人、父、母の3人が「A型ではない確率」は
60%×60%×60% = 21.6%

したがって、
初対面のヒトとその父、母のいずれかがA型である確率は

  78.4%!!!

という、高い確率になる…
って、あってますか、この計算?