ーOOO-「今、何刻だい?」

 時をかける少女があまりにも良い映画だったので、何度もストーリーを思いかえしているうちに、ふと気が付いた。
 以下、時かけを観たヒト向けの、重箱の隅をつつくような話。




 時間が戻ったために発生しなかったはずの出来事を、覚えている第三者がいるのはおかしい。
 その人物がケガをする以前へと、時間が戻っているはずなんだけど。


 でも、あれだけ練られたストーリーなのだから、監督や脚本家はそこらへんの矛盾を承知の上で「ウソ」をついたのかなぁ、という気もした。
 時間が戻っても、おぼろげに直前の出来事は覚えているという設定かな?
 あるいは、あのシーンは「それまでの時間移動とは全く違う」という描かれ方をしているから、そういうものなのかな?
 よーし! そう思うことにした!
 っつーか、ワタシの記憶違いかもしんないから、もっかい見に行こう。
 そう思っちゃうくらい、大好きな映画だから。