ーOOO-「時をかける少女」

 こないだ「時をかける少女」を見てきたですよ。
 さわやかな青春恋愛モノで、なかなか良かったです。


 ネタばれなしで、本筋と関係ない部分の紹介を。


 主人公は高校二年生の女の子。
 物語の冒頭では、文系か理系かの進路選択で軽く悩んだりして。どっちを選べばいいんだか、良くわかんないでいる。
 昼休みや放課後に、友達どうしであんなことしたり、こんなことしたり。毎日が楽しくて、ずーっとこのままでいられればいいのに、と思う。


 だけど、ずーっとそのままではいられない。
 進路にせよ何にせよ、どっちにするか自分で決めて。
 いつかはみんな、それぞれの道を歩きはじめる。


 悩みも不安もないはずなんだけれど、楽しいはずなのに、いつまでもこうしているわけにはいかないんだ、みたいなモヤモヤした空気。
「自分にもあったなー、こんな時」とか思ったりして。なんか、懐かしかったなー。


 時をかける少女は、過去に何度もドラマ化や映画化されています。
 でも今回の作品は、原作とは別のお話になってます。
 今回の主人公・紺野真琴は、原作の主人公・芳山和子の姪という設定。だから今回の作品は、原作の「その後」の物語でもあるわけです。
 過去の作品を見ている人は、そういう目線でも楽しめるし、まったく新しい時かけとしても楽しめます。
 今回の映画がはじめてという人は、もちろんそんなことを知らなくても文句なく楽しめます。んで「良かったー!」と思えたら、もっかいこの映画を見るもよし、過去の作品を見るもよし、って感じでどーでしょーか?