ーOOO-棒高跳び的

 棒高跳びの選手は、ある高さにチャレンジして、ソレが飛べるようになると、もう一段バーを高くする。
 そうしてどんどん記録にチャレンジしていく。
「もう無理かもしれない」と思いながら、練習に練習を重ね、ある日飛べるようになるときが来る。
 と、さらに一段バーがあがって「もう無理かもしれない…」と思う。
 こんなことの繰り返しではないか、と思う。


 んで、言いたいことは、日常生活とか会社の仕事でも、そういう感じの事ってあるよね、ということだ。
 自分が出来るか出来ないかギリギリの難しい仕事をこなせるようになると、もう一段難しい仕事がやってくる…。そんな感じ。昨日と同じ事を続けてはいられない。
 毎日は、昨日と違う形の「もう無理かもしれない」の連続だ。
 これは厳しい話のように感じられるかもしれない。
 しかし考えてみれば、昨日と同じ事をするのは簡単だし、同じ事を繰り返していては退屈だ。
 自分で自分のバーを上げて「飛べるかな、飛べないかな…」とハラハラしながら、日常生活や仕事の中の「もう無理かもしれない」をこなしていくのだ。


 ただコレはたとえ話なので、この話をこのまま進めていくと無理があるんだよね。
 「仕事で無理に無理を重ねちゃうと大変なことになっちゃうんじゃないですか」とか「いつかは本当に自分には無理なときが来るんじゃないですか」とか言われちゃうと困るなぁ。うーん。