ーOOO-あっちむいてホイ
んで先日のタバコ1箱1000円の話だけれど、まとめは置いといて、っつーか、まとめらんないなぁきっと。
だから、個人的に思ったことをグダグダに書いちゃいます。
席上、「なんでタバコの値上げなんだ」という声が上がった。
- カラダに悪いってコトでいえば、お酒だって身体に悪いんだから酒税も上げようよ
- クルマに乗らない人から見れば、ガソリン税がどんどん上がったってかまわない
で、なんでタバコがねらい打ちにされるかと言えば、
というのがある。
しかし、なんでタバコの値上げの話なんだろう?
ワタシが最初っから抱いていたのは「そもそも、なんなんだこの集まりは?」という違和感だ。
AMNっつーのはブロガーの集まりで、「ある商品の広告をブロガーにやってもらいたいなぁ」という企業とブロガーの間を取り持つ一面がある、と理解している。たとえばAMNのミーティングのテーマがサントリーの工場見学であれば、コレは企業側の目的は明快だ。
で、今回のそもそもの発端となったのが、日本財団の笹川会長の「タバコ1箱1000円」発言だ。
もちろん会長が何を発言しようが自由なのだが、それをきっかけにしてブロガーのミーティングが日本財団の事務所で行なわれる、というのが良くわからない。
逆に言うと、このミーティングを開くことで日本財団には、あるいは笹川会長には、どんなメリットがあるんだろうか? そこが良くわからなかった。
タバコ1箱1000円という提案が出たのは、日本の税収は放置できないほどの赤字であり、支出を減らすのが急務だが、なかなか進まない。何かの形で収入を増やすしかないわけだけれど、そこでタバコ税に注目した、ということらしい。
諸外国に比べ、日本のタバコ税は低い。イギリスではすでにタバコ一箱1200円の時代になっている。税の引き上げで喫煙者は減り、あるいは本数を減らすことになるだろうけれど、それは健康によいことだ。日本国内で300円価格を引き上げると売上本数は30%減るだろうが、税収は2倍に増えるのではないかという試算がある。
云々。まーそういう話はこんどまたやります多分。コレはコレで面白かったので。
んで、ワタシは考えた。
日本の税収が赤字であり、新たな財源を求めているとする。
と、それが消費税であれば、全国民に負担を強いることになり、反発を招く。
タバコ税のように、「自分には関係ないや」というモノであれば、すんなり通りやすい。
で、あれば。
ギャンブルの控除率を上げ、国費の歳入を増やすのだって一つの手だ。
ギャンブルであれば、「自分には関係ないや」と思うヒトは多い。
控除率が上がれば、配当金がが下がり、長い目で見ればギャンブルをする人口を減らし、ギャンブル産業を衰退させるだろう。そして、ソレは社会的には良いことだ。
競艇の売上金は96年の1兆8千億円から、06年は9千億円へと半減している(→参考)。しかし、競艇を主催している地方自治体への分配金は減額しないように配慮している(→参考)。日本財団=日本船舶振興会は、2007年のモーターボート競争法の改正により財源の割り当てを、収益金の3.3%から2.6%に減らされている(→参考)。
これ以上財源を減らされてはかなわないので、ギャンブルとは別な何かに国民の目を向けさせたかった。
んで、タバコ税の問題を国民的な議論にするために、ブロガーを呼んでタバコに関する世論を盛り上げようとした、と。
でも実際に笹川会長にお会いしてみたら、なんか物腰の柔らかい人だったので、「諸外国と照らし合わせて日本のタバコ税は低すぎる!」って素で思っちゃって、それで一般の人にも意見を聞いてみようと今回の会を開いたのかな〜、って気もしました。