ーOOO-スイカマラソンは、こんな大会だった!

 いやまー、そーいうわけで先日の富里スイカロードレースの興奮今だ冷めやらず、といった感じのワタクシです。
 興奮が冷めやらないのは良いとして、筋肉痛がなかなかおさまらなくて参ったです。階段の登り降りがツラいのなんの。これくらいヒドい筋肉痛はホント久しぶりだったです。まー、そーいう部分もひっくるめて楽しかったぞ、と。


 レースの速報はこないだ書いたんですが、今回はもうちょっと詳しく書いてみます。
 スタート&ゴール地点となる会場は、富里市の中心部に位置してまして、富里市役所、富里農協、富里中学校、富里中央公園などなどが隣接した一角でした。

 
 スイカマラソンだから、ドデカいスイカの看板が建っているのね…。


 
 と思ったら、市役所の玄関先にいつも建っているモニュメントらしかった。さすがスイカの街、富里!


 
 なにしろ約12000人が参加するビッグな大会だけあって、受付のテントもハンパない。ずわーっと向こうまで延々とテントが並んでいます。


 
 コレは大会本部前、ゴール地点近くにあった給水所。


 
 開会式が終わった後、思い思いにストレッチやジョギングを始める参加者たち。
 ここは中学校の校庭で、真ん中が芝生になってました。
 雨上がりで湿っぽい芝生の上でストレッチをするのはちょっと勇気が必要だ。思い切って腰を下ろしてみたら、すこしヒンヤリしていたけど、でもソレが気持ちいい。
 さらに大胆に、芝生に横になって、カラダをあちこちネジってストレッチした。関節や筋肉も心地よくほぐれたけれど、「芝生の上に寝っ転がっている自分」の開放感も心地良いモノだった。ココロまでほぐれたような気がした。


 10キロの部のスタート時間が迫ったので、移動を開始。
 スタート地点には「80分」「70分」「60分」…という看板が立っていて、要するにソレは「自分が10キロを何分で走るか?」によってスタート地点が前後する、ということらしく。
 自分はまったく自信がなかったので、「10キロ80分」…制限時間いっぱいの、ビリッケツからスタートしようと思った。
 待っていると、人がどんどんどんどんあふれてくる。10キロコースの参加者は8000人、日本一の10キロマラソンなのだという話だった。
 パーン。
 スタート!
 みな一斉に走りだ…さない。
 ノロノロと、歩き始める。
 っつーか、走りようがない。まるで通勤ラッシュの駅のホームのような混雑ぶりだ。
 
 カメラを指で押さえてしまって見苦しいですが、こんな感じで。


 で、混雑の中をすり抜けるように走る人がチラホラいて、ワタシはそのうちの1人に引っ張られるようにして走りはじめました。
 たくさんのランナーの中には、自分にちょうどいいペースで走る人が必ずいる。そういう人に付いていって引っ張られるように走り続けました。
 坂ではゆっくり歩いて登ったり。カラダが楽になれば飛ばしたり。ペース配分はめちゃくちゃだったけれど、初めてのレースだからあんなモノでしょう。
 ノドが渇いたけれど、水を飲みすぎても苦しいコトがわかった。これも次回のマラソンでの課題だな。


 あの日は bay-FMのパーソナリティー代表として、山寺宏一さんが走っていたのだとか。たくさんの人とすれ違ったけれど、あの中に山寺さんがいたのだろうか? たとえすれ違ったとしても、走っている最中は他人の背中しか目に入らなかったので、「アレが誰だ」とは気がつけなかっただろうな。


 走っていて、いろんなひとに「がんばってー!」といわれるのはスゴく励みになりました。
 それから「もっと手を振って!」とか言われて、おっとっと、いけねえいけねえと気をつけたり。アドバイスも有難いものです。
 街のちいさな薬屋さんは、店先で良く冷えたアスパラドリンクを無料で配っていました。ワタシは頂かなかったんですけど、もうその気持ちがうれしくて。すっかり街に根ざしたマラソン大会なんだなーと思ったりしました。


 あと、私設のシャワーポイントがありました。農家の方が道にシャワーをセットしてくれたんですな。
 暑くて湿度が高くて、でも汗がなかなか出てこなくて、皮膚がベッタリした感じだったので、この一瞬のシャワーがすごく気持ちよかったです。
 シャワーをくぐる瞬間に、「うわー、どうしよう?」「くぐっちゃって良いのかな?」「エーイ!」「ヒャーッ!」っていう、ドキドキ感がありました。なんだかすごい懐かしいドキドキ感だったですな。ああいう気持ちは久しぶりだったです。


 8.5キロ地点。
 疲れがたまってきたところで…
 あっ! スイカアドバルーンが!
 
 アドバルーンの下は、給スイカ所。
 たくさんのランナーが立ち止まり、スイカにかぶりついています。
 手に手にスイカを2つも3つも持って、むしゃむしゃとかぶりつきます。
 
 次から次へと、見事にスイカが切られていきます。
 上手に中心から切っていくと、無駄な部分を出すことなく、全てのスイカが見事な三角形に切れるんですね。いやはやお見事。
 
 疲れてカラッカラのカラダに、スイカの甘さと、水分と、ヒンヤリ感。
 あんなに美味しいスイカを、それも何個も何個も食べたのは初めてだったです。
 いくら食べても止められない止まらない。


 とはいえ時間も迫ってきたので、名残惜しくゴールを目指したのでした。
 


 ゴールした後、芝生の上に腰を下ろして、しばらくボーッとしていました。
 達成感と開放感があって、ホントにボーッとしてましたね。
 これまた気持ちよかったです。
 


 このあと、あちこち出店を見て歩いたりしたんですが、その話はまた今度ということで。