ーOOO-wire,wireless

 
 
 国内最大級の屋内レイブイベントWIRE08が、横浜アリーナで8/30 18:00〜8/31 06:00の12時間に渡って行なわれました。
 んで今年も例によってWIRE08に行ってきたですよ。(→過去のWIREに行ってきた日記)


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電気グルーヴ wire, wireless (WIRE00)


 入場者数は公式発表で18000人。廊下や通路はたしかに見たこと無いほど混雑してました。過去最高の人数なんだけど、ソレを感じさせないようにフロア自体はあれこれ工夫されていました。
 フロアの中央部は従来、VJブースやカメラブースが広めにとってあったんだけど、年々縮小されて、今回はVJブースは南側壁面に移動、中央部は必要最小限にカメラブースがあるだけで、フロアは広々として踊りやすくなっていました。


 従来、場内には東と西に高いステージがあり、交互にプレイが行なわれました。
 で、お目当てのDJが回すときが来ると、プレイ中のステージの前のお客さんが次のステージのほうに移動をはじめ、場内は大混乱になるは演奏中のDJの前にお客さんがいなくなって閑散とするわ、という現象が起こっていたのです。
 この現象はいつしか「民族大移動」と呼ばれ、WIREのひとつの風物詩となったのです。
 今回のWIRE08では新機軸として、北側にもステージが設けられました。
 この北ステージは低くて広めに取られ、ライブアクト向けとなっていて、今までのステージよりアーティストとの距離が近く感じられました。
 またDJやアーティストの出演順が、東→北→西→北→東→北→西…と、東ステージから西ステージの間に常に北ステージを挟んだので、極端な民族大移動は起こらなくなっていました。
 それからこの北ステージの登場で、場内に極端な「ハズレゾーン」が少なくなったと感じます。


 今回は巨大スクリーンが姿を消し、横アリの中央に吊るしてある巨大4面モニターが久々に活躍していました。
 以前アレは「Panasonic」の広告が付けてあって、Kioon/SonyのイベントのWIREではマズかった。今回は「Panasonic」のロゴが姿を消していたので、それで復活になったのかな、と。
 とはいえ横アリのモニターは今となっては小さくて、VJも栄えない感じ。
 今回はVJが見せ場じゃなくて、レーザーが素晴らしかった。


 今回は運良くステージ最前列で踊るチャンスがあったです。
 コレ系のイベントはWIREしかしらなくて、ということは年に1回しか来ないわけで、レイブの作法とかがイマイチわかってないワタクシ。
 盛り上がってるタイミングで腕とか振り上げちゃってるよ周りのみんなが!
 オレだけ上げないのもヘンだから思い切って振り上げてみたよ!
 でも最前列は後ろの様子がわからないから、いつ降ろしていいのかわかんないよ!
 で、おずおずと手を振り下ろしてみたよ!
 なんか気疲れしました。
 あと、隙あらば身体をねじ込んできて最前列に割りこんでくる人がいたりしてな。
 ステージの最前列には、最前列なりの苦労があるのだなーと思ったです。


 夜9時頃入場して、朝3時頃まですっと身体を左右に振ってました。万歩計で見たらこの6時間で三万歩を超えてましたな。んでへとへとになって、廊下で腰を下ろして休んだんだけど、もう体力の限界かなと思って帰ったです。
 まー今年は堪能しましたな。


 毎年ラストには"See you next WIRE**"みたいなメッセージがスクリーンに表示されて終わるんだけど、ネットで後で調べたら今年はソレがなかったらしいので、「WIREは今年で終わりか!?」みたいなウワサが広まってますな。
 事実として、今回は過去最高の18000人も集まっちゃったのだから、何が理由であれ興業としては止めにくいんじゃないかなーと思うんですが、「10周年でおしまい!」とかいって止めちゃったら止めちゃったでカッコいいとおもう。
 それってロックだなーと思う。
 って、WIREはテクノのイベントなのだが。


 See you next WIRE09!