ーOOO-ランニングの基本は「こけし」だっ!…マラソンフェスタ2009
先日ワタシは駒沢オリンピック公園陸上競技場で行われた「東京大マラソン祭り2009…マラソンフェスタ」というのに参加してきました。
午前中は事前に応募したランナーを集めてのマラソンセミナー、午後の部は誰でも参加できるトークショーやマラソン体験イベント、大抽選会など。無料で参加できるのに、実に盛りだくさんのイベントでした。
で、今回はマラソンセミナーのレポートを書きますね。
駒沢公園には巨大ジェンガみたいなのがデーンとあって、ついつい一本引き抜いて「バーン!」とかやっちゃいたくなりますが、これこそがオリンピック記念塔なのだそうです。へー。
時間ギリギリに滑り込んで受付に行くと、係の方が
「初心者向けセミナーに参加ですか?」
ああっ! オレは見るからに初心者ですか!?(恥)
そう、ワタシが参加したのはもっとも初心者向けのセミナーで、テーマは「ゼロからのフルマラソン完走」。ニッポンランナーズのヘッドコーチ・斉藤太郎さんによる講義が行われました。
この講義は参加人数が多すぎたせいもあって、室内ではなくて陸上競技場のスタンドで行われました。
スタンドから見えるこの景色、どーよ!?
秋晴れの空の下、青々とした芝生の緑がまぶしくて、オレはすでに感動しています。
ランニングの基本は「こけし」だっ!
走っていて着地する瞬間、膝や腰には体重の3倍の衝撃が加わります。
水泳・自転車・マラソンと3つの競技が組み合わさったトライアスロンのプロ選手も、故障するのはマラソンの最中であることがほとんどです。
ランニングは重力と付き合いながら自分の体重をゴール地点に届けるスポーツです。このため、
- 着地の衝撃を推進力に変えるための正しいランニングフォームの取得
- トレーニングの継続による筋肉や関節の強化
が、必要になります。
コツはあっても、近道はありません。コツコツ毎日つみかさねていくことが大事です。
斉藤コーチが「基本の基本」として初心者に最初に教えるのは、マラソンの基本の「こけし」なのだそうです。
では、マラソンの「こけし」とは…
- 「こ」=股関節
- 股関節をどれだけ大きく動かせるかが大事。一歩一歩の長さが変わってくる。
- 腰全体…おへその下まで足がつながっている、というイメージで。
- 「け」=肩甲骨
- 腕を大きく振ると、足が大きく動く。
- 肩甲骨を背骨に引き寄せることで、胸を張ることが出来る。そして呼吸がラクになる。
- 「し」=姿勢
- 走ってるあいだ、まっすぐ立つことを保ちつづけるのが大事。
- 疲れてきて猫背になると、胸がつぶされるので呼吸が出来なくなる。
- おなかに力が入らなくなると、内臓や膝に負担がかかる。
以下の本に斉藤太郎さんによる詳しい「こけしランニング」の解説が載っています。
時間とエネルギー…実際のマラソン中のペース配分
東京マラソンは、制限時間7時間です。42Kmすべてを時速6kmで軽〜く走ったとしても、7時間でゴール出来る計算です。
だけど実際には、給水・食事・トイレで時間を取られてしまいます。2時間で完走するプロのランナーと違い、ゆっくり長時間かけて走る市民ランナーだからこそ、食事が大事になってきます。
常に7時間平均ペースで走ることを考えないで、25分走り、5分歩き…といった組み合わせでゴールすることを考える。言い換えると、足を止めることなく進み続けられるかどうかが完走のカギになるのです。
そのほか
- 体中がスレるので、ワセリンを塗っておこう
- マラソン中は、チョッキにポケットがついたようなのを一枚はおると、何かとラクである(→こーいうのとか)
- フルマラソンに出る前に、ハーフでも10キロでもいいから、一度はレースに出てみよう。
- 会場に到着した後のエントリーなどの手続きの流れを知っておくのも大事。
- いざレースとなると、舞い上がってしまってペースを崩してしまうことがある…、というのを自分の体で知っておくのも大事。
さてさて、では本番に向けて普段はどんな練習をしたら良いのでしょうか?
そのおはなしは、また次回と言うことで。→(千里の道も一歩から…マラソンフェスタ2009)
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