ーOOO-大根バラバラ事件

「おい、ヨウ、知ってるか〜? スーパーなんかで、よくカットした大根なんか売ってるじゃーネェか?」
と、弊社の上役が問うてくる。
 ああ、ありますよね、3分の1にカットしたヤツとか。
「そうよ、その、ソレよ。3分の1、ってーのがクセモノなんだよ…」
 な、なにがクセモノなんですか…?
「3分の1のハズなのに、真ん中だけ、売ってネェんだよ」
 えええっ!?
 そ、そうなんですか?
「そうョ! ソイツがクセモノなんだョ! スーパーの奴ら、真ん中の部分はおでんか何かに使いやがって、余った切れっ端のアタマと根っこだけ売ってやがンだよ!」
 あ、あー…。なるほど…。
 たしかにカットの大根を買うときに「きちんと3分の1なのか?」とか確かめないし、「アタマと真ん中としっぽと…」なんて3つセットで買うワケじゃないですもんねぇ。
「そうなんだよ! ヤツら、上手いコト考えやがって、余り物だけ俺たちに売りつけてやがるンだよ!」
 知らなかった…。ダマされてた気分ですね。
「オメェが今度スーパーに行くときは、確かめてみな!」


 ということで、ウチの近所のスーパーに潜入して確かめてみた。
 
 これがふつうの大根。


 
 そしてコレが「3分の1」カットされた大根。
 写真が激しくピンぼけで見づらいのだが、ちゃんと真ん中の部分も売られていることが確認できる。


 
 この店の大根はテキトーにカットされているようで、大きさがキチンと3分の1ではないようだ。
 組み合わせによってはフツーの大根よりも長い状態で買うことができる。
 もっとも、カット大根は割高なので、組み合わせるよりフツーに1本買う方が安いのだが。


 
 ちなみにこのスーパーでは、「2分の1カット大根」というモノも売られていた。
 
 コレを組み合わせるとこんな感じ。


 ということで、調べてみた結果「スーパーの3分の1カット大根は、キチンとまんなかの部分も売られている」ということがわかった。
 では上司の近所のスーパーには、なぜ大根の真ん中が売ってないのだろうか? ちょっと考えてみた。

  1. スーパーがインチキしているから
  2. その店の近所のおでん屋さんか何かが、朝一番で大根の真ん中だけを買い占めていくから


 さて、アナタの家の近所のスーパーは、大根の真ん中の部分、ちゃんと売ってますか?
 今度スーパーに行ったら、調べてみてはいかがでしょうか?