ーOOO-人生初ドリアン
そーいえば、こないだ代々木公園で行われていたタイフェスティバルというのに行ってきたですよ。
見ての通りのものすごい混雑で、人の波に酔ってしまいましたよ…。
ステージではタイの音楽のフェスティバルが行われていました。みんなエレキギターをガンガン鳴らしてロックでシャウトしまくっていました。民族楽器をびょぃんびょぃん鳴らして「いかにもタイ!」という感じの曲じゃなかったので、肩すかしを食らった気分。
とはいえ、ニッポンも外国から見ればゲイシャハラキリなのでしょうが、もちろん現代の日本はそんな国ではないわけでして。タイの最新ミュージックシーンはロックなのでありましょう。きっと。
ワタシはステージが見たかったわけではなくて、屋台を食べ歩きしたかったのです。
公園の中にはタイのお土産物や、食べ物の屋台がいっぱい並んでいました。
で、そのなかの一件が「新鮮なドリアンあります!」という看板を出しているじゃありませんか!
「フルーツの王様」と呼ばれるほどの高級フルーツなのに、「ウンコくさい」「都市ガス臭い」という評判も良く聞く摩訶不思議なフルーツ、ドリアン。
はたしてその味は? 匂いは?
怖いモノ見たさで、食べてみることにした。
お店のヒトがデカいドリアンをかち割って、真ん中の一部分をポロリと取り出した。
取り分けてもらった新鮮なドリアンがこちら。
これ1パックで500円でした。やっぱちょっと高いッスね。
真ん中の切り口の部分から、匂いをかいでみる。
んー、ほぼ無臭?
ほんのりと、あまい匂いがするかな?
噂に聞くウンコ臭さは微塵も感じられない。
こわごわと、口に運ぶ…。
臭くない!?
そんでもって、甘いなぁコレ!
その味を説明するなら、ピュアな甘さに南国のフルーツっぽい奥深さが加わった感じ?
南国のなんていうと酸味を想像するかもしれないけれど、酸味は一切無し。苦みも一切無し。ただひたすら甘い。
で、砂糖を直になめた甘さよりは広がりがあるんだけど、あんこみたいな「練った甘さ」とは違うし、バナナみたいな「コクのある甘さ」とも違うんだよねぇ。
歯ごたえは、ちょっと固くてモソモソしていた。熟してない桃みたいな固さかな? そして、汁気がない感じ。
一口ごとに、とにかくガツーンと甘い。
単に甘いだけだったので、食べ飽きる感じもした。
食べ終わってから思ったんだけど、ワタシが食べたのは熟し切っていない若い実だったのかな? という気もします。
ほら、モモとかバナナとかの、熟し切って傷が付いてグジュグジュになった部分って、なんか気色悪いんだけど、ものすごく甘かったりするじゃないですか?
だからドリアンも、もっと熟していればねっとりと甘くて、ドリアンの熟し切った香りが楽しめたんじゃないだろうか。
ということでいつかチャンスがあったら、もっともっと熟した、臭い臭いドリアンにチャレンジしてみたいと思うワタクシなのでした。