ーOOO-マロンショコラメロンパン

an_dan_go2009-09-22

 いつも愉快な弊社なのだが、今日は珍しく仕事中に菓子パンの差し入れがあった。ありがたいことです。
 ワタシが手に取ったのは、「マロンショコラメロンパン」…え。マロンでショコラでメロンパンなの? 何それ? ってことで裏の説明書きを読んでみる。
「チョコ生地に渋皮マロン入りのメロン皮をかぶせ、渋皮マロンホイップクリームを入れました」
 んー?
 まあいいや、食べてみる。
 ぱくり。
 んー…。
 メロン皮からはマロンの香りを感じない。ショコラ生地は歯触りがねっとりとして甘く、ショコラの苦みが渋皮マロンの渋みを覆い隠す。ホイップクリームのモッタリした甘さがマロンの甘みを打ち消す。
 一言でいっちゃうと、「甘い菓子パンだねー。」
 なんつーんでしょうか、絵の具の赤と黄色と青を混ぜたら真っ黒になっちゃった、そんな感じと申せましょう。


 話はそれるけど、世の中には足し算の「美味しい」と、引き算の「美味しい」があるよね。
 あの美味しさとこの美味しさを足して、さらに隠し味に…みたいな料理法が「足し算」。
 灰汁をすくって渋を切って、煮立たせちゃうと味噌の味が分解しちゃうから注意して…みたいなのが「引き算」。
 ただ「引き算」って技術がいるし、素材勝負みたいな部分もある。
 あと、パッと食べて美味しいのは「足し算」だったりするから、世の中「足し算」な料理ばっかりになっちゃいますよねぇ。
 でも「色を足しすぎると真っ黒になっちゃう」のと同じで、味も足しすぎると真っ黒になっちゃうと思うのだな。ワタシは。
 とはいえ「引き算」しすぎて「味気ない料理」になっちゃうのも問題なんだけどね。