ーOOO-「新型インフルエンザかな?」と思ったら、どうすればいいの?
朝起きたらノドが痛かった。
今日は空気が乾いているからだろう…、と気にせずにいたら、昼過ぎにちょっと頭痛・微熱・水状の鼻汁、時々クシャミ。
数日前に同僚が新型インフルエンザにかかったということもあり、「自分もそうなのでは?」という疑念がぬぐえない。新型(に限らず)インフルエンザだとすると、自分だけでなく会社の人間にも迷惑をかけてしまう。
普通の風邪なのか、はたまたインフルエンザなのか、すぐに白黒はっきりさせる必要があった。仕事が終わってから、すぐさま病院に向かった。
まずはマスクをする必要がある。これは予防ではなく、周囲にウイルスをまき散らさないためのものだ。
これさえあれば、クシャミをするときに安心感が違う。それから、暖かい空気を吸い込むことになるのでノドにも優しかった。
ワタシはメガネをかけているのだが、マスクのせいで暖かい息が上り、レンズが曇って困った。
さて、会社近くにあるワタシの行きつけの病院は木曜休診。また、自宅近所の行きつけのお医者さんも木曜休診だった。
こうなってしまうと、どの病院に行くのか迷うハメになる。
ウチの近所だと、歯医者さんは夜8時くらいまで診察しているけれど、内科は夜6時くらいで終わるところが多いのだ。
通りすがりに、「産婦人科/内科…」みたいな医院を見つけたけれど、こういう医院に入って妊婦さんや赤ちゃんを感染させては困ったことになる。
どこに行っていいのか、途方にくれる。
聞いた話では、市や区のしかるべき機関に電話をかけて、どの病院に行くべきか判断を仰ぐべきだ、という話もある。
だが、自分の地元の場合どこに電話をしたらいいのか、ワタシにはわからないのだった。
思案の末に、自宅から自転車で20分ほどのところにある総合病院に行くことにした。
この病院では、入り口に「インフルエンザの感染を疑っている場合…」といった張り紙があった。やはり、大きな病院ではこのような場合のマニュアルがしっかりと完備されているらしい。
ワタシはその指示に従って、入館の際に手を消毒し、すみやかに総合受付でインフルエンザを疑っているのですが…と告げる。
あとは、まあ、普通に診察だ。
診察待ちで1時間過ごすハメになった。しかしこれは、自分よりも症状が重そうな患者さんが優先的に診察しているためなので、仕方のないことだ。
そして診察。
ワタシは速やかに「新型インフルエンザか、そうでないか?」をしらべて欲しかったのだが、そういうわけにはいかなかった。
「38度以上の高熱が24時間以上続く」というような患者ならば、体内でウイルスが増殖しているから検査することが可能だ。だが、ワタシのように微熱で、しかも熱発から8時間程度だと、ウイルスが少ないから正しい結果が得られないのだそうだ。
「あなたの場合、インフルエンザである可能性を否定することは出来ません。しかし、今の段階では普通の風邪と同じような薬をお出しします。暖かくしてよく寝てください。明日、熱がひどいようならまた来てください。もちろん、あなたのご近所の診療所でもいいですよ」
とりあえず、普通の風邪と同じような薬をもらって、帰った。
目下の問題は「新型インフルエンザか、そうでないか?」ということで、これについてはわからずじまいだった。
じゃあ、明日は会社に行って大丈夫なんだろうか? これは、明朝の自分の体調を見てみないことには何とも言えないだろう。
しかも、症状がひどくないからと言って「自分が新型インフルエンザではない」とは言い切れないところが困る。潜伏感染のまま沈静化していくならば、自分の身体はそれほど問題ないけれど、会社の他の人にうつしてしまうと困るのだ。
最善の策は、「体調がどうであれ、様子を見るために明日は会社を休む」ということだろう。だけどさ、そうも行かないじゃん?(←社畜?)
「新型インフルエンザかな?」と思ったら、どうすればいいんだろうなー?
なんか食欲もわかないし、どんよりした気分のワタクシなのでした。
とりあえず明日は、マスクしながら仕事かなー。
いや、それでいいのか−?
はー…。
正しいかどうかわからない「まとめ」