ーOOO-羽田でキャンプ

 ということで週末は羽田空港のすぐ近く、城南島海浜公園キャンプ場というところでキャンプをしてきたですよ。

 埋め立て地に出来た公園には木々が茂り、人工海岸では潮干狩りが出来る。自然が一杯です。でもって、なにしろ眼前には羽田空港を一望。たいへんに眺めがよろしいわけで。(→拡大版はこちら
 飛行機が着陸する様子や、駐機場に整列している飛行機の姿もバッチリ見られる。
 
 なかなか良いキャンプ場だったんですが、夜はちょっと様子が一変します。
 海浜公園の中のキャンプ場と言うことで、柵一枚隔てた向こうは公園です。深夜になると近辺のヤンキー的なみなさんが公園でたむろしたり、うろついたりしているので、大変怖いです。ちょっと騒がしかったり、ロケット花火を打ち上げるような騒ぎが起こったりすると、警備員が飛んでいくので安心っちゃー安心なのですが。でも、なーんか不安になるよね。


 んで話はもどってキャンプの話。
 土曜日は夕立が来るかもと言うことで、雲の様子を眺めてはソワソワしたり、東京アメッシュ片手にワクワクしたり。
「いやー、嵐が来る、台風が来るかもっつーと、なんかワクワクしません?」
「ソレ、なんかわかるー」
 東京地方の皆さんならご存じのように、この日は局地的豪雨が大変広範囲に降ったのですが、ワレワレのいた大田区近辺には雨はまったく降らなかったのでした。
 日頃の行いが良いから、雨が降らないんだなっ! わはははは!
 しかし、
「いやー、備えてたのに嵐が来ないと、ちょっと肩すかしっつーか…」
「ここでバーッと降って、夜涼しくなると良かったんだけどね…」
 残念がるワレワレだったのでした。


 夜中はテントで寝てたんですが、蒸し暑くて寝苦しかったので、ビニールシート一枚持って地べたに寝ることにしました。
 芝生の上に、ビニールシートを敷いて寝る。
 横を向くと、目の高さに雑草や芝生が生い茂っています。ちょっと借りぐらしのアリエッティ的な風景というか。
 テントも寝袋も何も無しで外に寝るのは涼しく、とても開放感がありました。
 しかし身体にアリがよじ登ってきて、汗で肌に貼り付きます。かゆいし。
 それから、野宿をしているときにいちばん怖いのは、他人の話し声と足音です。見知らぬ他人の気配が近寄ってくるのはハンパなく怖いです。あのときワタシのすぐ近くに仲間がいると思えたから良かったけれど、ホントに一人ぼっちで野宿してたらアレは相当怖かっただろうなー。
 矛盾するようだけど、そういう感覚を体験できたのは貴重でした。あー、住む家があるって大事だなーとか。人はひとりじゃ生きていけないなーとか。そういうことを自分なりにかみしめたのでした。