ーOOO-3D映画の良くない部分…トイ・ストーリー3

 今夏の映画で評判が良い、トイ・ストーリー3を見てきたですよ。
 ワタシは実はトイ・ストーリーを見たことがないんです。で、今回はシリーズ物の3作目ということで「ついて行けなかったらどうしよう…」と不安だったのですが、心配すること無かったです。
 とはいえ前作を見ていた方が「グッ」と来る度合いが高いみたいですよ? ワタシもそのうち1・2を見てみようっと。


 ところで、3D映画の表示方式はいろいろあって、メガネや表示品質が大きく違うって、知ってますか?

 で、今回ワタシは評判の良くないXpanD方式でトイ・ストーリー3を見てきました。
 「アバター」上映の頃は、画面の暗さを感じました。また、ちょっと緑に色が引っ張られている印象で、発色の悪さに物足りなさを感じました。
 しかし本作品では発色が改善されていて、かなり自然でした。
 3Dグラスそれ自体の色に引きずられないように、フィルム自体の方で発色を工夫してあるようです。


 それから、立体感の話。
 電気屋さんの3Dテレビのデモ画像だと、やたら飛び出してくるようなヤツがあるんだけど、アレは違和感があるし目が疲れるんですよね。ウソくさくて下品です。
 でも今作では3Dの飛び出し感・立体感がホドホドで自然。見ていて疲れませんでした。
 実写映画では飛び出し具合のコントロールをするために、再撮影などが必要になるはずです。でもCGアニメでは、何度でもテストが可能で、表示物体の飛び出し具合が自由にコントロールできます。


 発色、立体感、共に申し分なし。
 3D映画は技術を積み重ね、進化し続けているようです。


 で、トイ・ストーリー3を見ていて思った、3D映画の良くないところ。
 それは、映画を見ていてホロッとしたときに、メガネが大きくて重たいから、周りに気付かれないようにソッと涙をぬぐうことが出来ないところかな。