ーOOO-いたがゆい富士登山2014
まー例によって富士山に登ってきたですよ。今年も。
先付けで申し述べておくならば、山頂にはたどり着きませんでした。
本8合目のあたりで「オイラの腰が痛いので、もう降りたいです!」と宣言して、無理やりみんなで山を降りることにしてしまったのでした。もう登頂どころの騒ぎじゃなかった。いやはや同行のみなさんにはご無理を申し上げて大変失礼しました。
いやもうホント大変申し訳ない。
今年の富士山は、夏の大雨や、あるいは冬の大雪の影響か、けっこう登山道がえぐれたり削れたりしていました。
登山道は坂道だったり階段だったりするのだけれど、個人的にキツイのはこういうところ。
左右のロープに挟まれた「壁じゃねーの?」みたいなところに貼り付いて登る。
振り向くと、こんな感じ。
今年は、宿泊した山小屋の前から御来光を眺めました。
それなりに防寒着は用意したのですが、ほっぺたは冷たい風にさらされてジンジンします。
かなり早い時間から空が明るくなってきて、じわっ、じわっと空が明るく、赤く蒼く、色づいていく様子は見ていて飽きませんなぁ。
太陽が顔を出すと、その光で急に身体が暖かくなって、あまりのまぶしさに見つめているのが困難になります。いやはや偉大だ。
気が付いたら1時間ぐらい眺めておりました。
正直言うと「いつ日が出るんだろう」と少しじれったい気持ちもなったけど。でも、退屈しませんでしたな。贅沢な、のんびりとした時間でした。
山小屋のヒト曰く、「ここ1週間で1番の御来光ですよ」とのことでした。
さてさて。
あれは登山中のこと。
不意に足が、かゆくなった。
見れば、短パンと靴下の境目の、足がむき出しになっている部分にブツブツと、虫刺されのような跡がある。
「ヒルでしょうかね?」
「アブもけっこう飛んでましたよね?」
よくわかんないんだけど、かゆいのでかきむしってしまった。
あれから一週間。
いまだに足の虫刺されのかゆみは引かなくて。
というか掻きむしったから、むしろヒドくなっている。
いくらなんでもおかしいので、ちょっと高いウナコーワを買って、塗りたくって。
スーッとするのは一瞬だけ。
まだなんだかカユくって。
なんか別なじんましんかな?とか、ダニが出たのかな?とか思ったのですが、被害が出ているのは足の一部分だけ。おかしいな…。なんだろう?
このかゆみが止まるときまで、私の富士登山は終わらない…と言えよう。っていうか終わらせたい! ううう…。