ーOOO-さよなら、バンダイミュージアム

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 千葉県松戸市松戸駅前にあるバンダイミュージアムが今日で閉館だというので、ちょっくら覗いてきました。
 ココはとにかく実物大のガンダムの上半身(RX-78のAパーツ)が展示してある、ということで有名な場所。
 夕方4時くらいに到着したんですが、入場する前、建物の前にはすでに人だかりが!? さっそく入場料500円を払って入場。
 メインの巨大ガンダム様はおいといて、とりあえずそのほかの展示物を見ることに。
 まず目を引くのは巨大なザクの頭部。
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 あとは全長1メートルくらいの巨大なスペースコロニーの模型。
 あと、長さ3メートルくらいのベルトコンベアの上を、ザクのプラモデルが延々流れてくるジオラマ
 あと、あと…
 …それくらいかなー。
 …見るものないよねー。

 いや、まあ、でもいちおうミュージアムですから。なんかビデオが流れたり、壁にガンダムテクノロジーの説明、解説、紹介の展示なんかがあったりしたけどね。↓こんな感じ。
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「ザクの重さはゾウ9頭分」とか書いてある。
 こんな感じの展示が延々と。


 んでココ、入場料とは別に、お金を払って楽しむアトラクションがあるのだった。


 「ザク・マシンガン」 …ジオンが誇る驚異のテクノロジー

「ザク・マシンガン射撃」というアトラクション。まー要するに、ザクマシンガン型の重くてごついエアガンで的を撃ち抜く、と。1回500円。
 んでこのゲーム、お客さんがどれくらい弾を撃てるかは「何発」という数え方はしない。
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 お客さんがマシンガンを撃っている時間を、係員のおねえさんがストップウオッチでこまめに計って…
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 壁にあるエアのバルブを閉じる。
 以上。



 「コクピット」 …君も今日からガンダムパイロットだ!

コクピット」というアトラクション。
 ガンダムの操縦席に座る1分半ほどのアトラクション。1回500円。
 これは乗るっきゃないだろ! と思い、お金を払ってあこがれのコクピットに座ってみた。
 内部は撮影禁止とのことなので、搭乗口の写真を。
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 ガンダムコクピットのように、縦に搭乗口が開く。狭く低い入り口から身をかがめるようにして乗り込む。
 中は意外に広い。シートに腰を下ろすと、レバーやらボタンやらがアニメそのままに再現。
 何が起こるかとワクワクしながら前方のスクリーンを見ていると、まずはコクピットに配置されているモノの説明が流れた。ココが操縦レバーで、ココがタッチパネルで…
 と、そこでちょっとした戦闘シーン。当然「操作できるんじゃねぇの?」と思ったが、出来ず。だまってムービーを見ているだけ。50秒くらい。
 最後に写真撮影。10秒。

 いやー、操作できるワケじゃないし、シートが動くワケじゃないし、これで500円は高いけど、でも記念写真がもらえるのか… と思ったら、
「記念写真は1枚1000円です」
 げっ!
 買いませんよワタシは。ええ。



 「ガンダム・リフト」  …ガンダム・持ち上げ

 んでいよいよ登場。コレが噂の巨大実物大ガンダム像だ!
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 っつーか、さっきまでのアトラクションと一緒にあるので、イヤでも目に入るワケなんですが。
 で、「ガンダム・リフト」というアトラクションなんですが。
 ガンダム・持ち上げ。なんだそりゃ?って感じなんですが、わかってみればコレは「ガンダム・リフト」と呼ぶほかないアトラクションなのでした。1回500円。
 まずは、巨大ガンダムの前のエレベーターというかリフトというか、そういう部分に乗り込みます。
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 んでこのリフトが、ガンダムの顔の高さまで上がります。
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「巨大ガンダムと一緒に記念写真を!」って感じのアトラクションですな。写真は取り放題。ひとりで遊びに行ったヒトも、係員のヒトがシャッターを押してくれるので大丈夫。さっきのコクピットと違って「記念写真は1枚1000円」とか言いません。

 あと、ここに写ってる人たちがコスプレしてるヒトばっかりなのは
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このアトラクションに乗る人は、衣装を無料で貸してくれるからなのでした。



 「消灯式」  …さようなら、バンダイミュージアム

 ここまでこうしてレポートを書いてきたけれど、今日はバンダイミュージアムの最後の日だ。
 もうここに来ることは出来ない。
 今日の閉館時間は夜七時。その最後の瞬間、巨大ガンダム像の電気を消す「消灯式」が執り行なわれた。
 多くのファンがガンダム像の周りに集まった。
 NHK、ちばテレビ、コアラテレビ…。多くのテレビ局がその瞬間をカメラに納めようとしていた。
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 ハロの形をしたスイッチが、ガンダムに取り付けられた。
 消灯式のために、ゲストの声優さんが壇上にあらわれた。最近のガンダムは知らないのでワタシにはよくわからない声優さんだ。誰?
 挨拶があって、それからみんなでカウントダウン。
 「3! 2! 1! 0!!」
 ボタンが押され、「パッ」とガンダムをライトアップする電気が消えた。
 でも、完全に真っ暗になったわけではない。それに、上の階からガンダムを見下ろす位置にある「ガンダム・カフェ」の窓から光が落ちる。
 閉館の感傷に浸れるような余韻は感じられなかった。
 んー…、なんだかなぁ。

 と、思っていたら司会から
「最後に全員でガンダムに向かって敬礼しましょう」と、アナウンス。
ガンダムに向かって、敬礼!」
 上の階のガンダムカフェの窓に、ゆっくりとシャッターが降りる。まばゆい光が閉ざされ、今、巨大ガンダム像に真の闇が…
 と、
ジーク、ジオン!」
と、ガンダム・カフェの方から声がする。

ジーク、ジオン!」
ジーク、ジオン!」
ジーク、ジオン!」
 その声は大合唱となり、
ジーク、ジオン!」
の声に送られながら、窓のシャッターが降り、ガンダム像を真の闇が包んだ。

 余韻もへったくれもなく、どことなくネタっぽい空気感。
 こうしてバンダイミュージアムは閉館したのだった。
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