春告げ花 ─◯◯◯-

先週は雪が降った関東地方だけれど、
今週はだいぶ暖かくなってきた。

今日の気温は四月中旬並だったとかで、
ウチの庭の日陰にはまだ雪が残っているけれど、
日当たりのいいところには
黄色いタンポポが咲いていた。

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んっ、コレ、タンポポかぁ?
よく見ると花の形が違うなぁ…

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っつーか、葉っぱの形も違うし。
何だろ、コレ。

こういうとき、コレが何という花かを知らないと
たとえきれいな花であっても
「雑草」
と表現するしかなくなる。
あるいは
「美しい黄色い花を咲かせる雑草」
か?
だから、コトバはいつも、想いに足らない
って、ソレはまあいいや。

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コレもきれいな花だけど、
「雑草」と呼ぶしかないんだなぁ。

庭の草はあとできれいな花が咲くかも知れないから
「雑草かな?」
とか思っても
とりあえず放置の方向です。
そういう理由で私は草むしりをサボッています。


うろおぼえだけど
カレル・チャペックの園芸家12ヶ月にこんなのがあった。

「春になり、土色だった庭に緑が芽吹きはじめる。
 どんな花が咲くんだろうか、あるいは緑の芝だろうか。
 と、思いながら、あなたは成長を見守る。
 緑の芽はぐんぐんと勢い良く育っていく。
 気がつくとそれは、ただの雑草である。

 次々に勢い良く雑草が生えてくる。
 それを必死で抜いていく。
 最後に美しい緑が生えてくる。
 美しい緑は美しい芝生となり、
 あなたは今までの苦労を忘れるだろう。

 しかし雑草も今まで以上に勢い良く成長するようになり、
 あなたは美しい芝生を保つために、
 今まで以上に苦労することになる。」

(これはすんごいうろおぼえだから、
 もしも興味があったら、ぜひ原作を読んでみて下さいね)