ふかわりょうはダメじゃない ─◯◯◯-

ふかわりょうってつまんないよな~」
「なんであんなヤツがテレビに?」
と思ってる人は多いと思う。

彼のネタは、たとえばこんな感じだ。
「あれっ、お前んち、天井低くない?」
 (会場シーンとする)
「いや、ちょっと今のギャグは待ってよ!」
 (会場爆笑)

そう。この、会場爆笑ってーのがクセモノだ。
今現在のふかわりょう
ギャグを言った後にスベッた状況のフォローというか
スベり具合を自分自身でツッコむことによって、笑いをキッチリ拾っている。
昔はもちろん全力投球でギャグを放っていたのだろうが、
ギャグがスベッて、スベッて、滑り抜いた後につかんだ芸風。

ふかわはギャグが滑ることを恐れない。
会場の笑いが起こらなかったときのフォローこそが彼の真骨頂。
サムければサムいほど、彼は燃える。

だからどんな番組にも呼ばれる。
司会者や大物先輩タレントの笑いを食わない。
スタジオがサムい空気に包まれたとき、
ふかわに嘲笑を押しつけさえすれば何とかなってしまう。
いまやふかわは便利で重宝されるタレントなのだ。


そこまで理解した上で、私はふかわりょうがキライなのだが。