ビニールシートを買い込んだ ーOOO-

こないだの週末はキャンプに行ってきました。

埼玉県大里郡寄居町、荒川沿いに「かわせみ荘」という所があって、
その目の前の河川敷一帯がキャンプ場。
車で河川敷に乗り入れられるし
かわせみ荘にお風呂があるし
なかなか良い場所なのではないでしょうか。

さてさて。
それはキャンプ初日の土曜日のこと。
駒大苫小牧夏の甲子園二年連覇を決めるころ、
我々がキャンプを張っていた場所の
西の方、上流の方で雷が鳴った。
だんだんと空は曇り、西の空は真っ黒になりはじめる。

我々一同は緊急対策会議。
あわてて近所のホームセンターでビニールシートを買い込み、
それを二つのテントにぐるりとわたす。
周囲も、地面も、びっしりと念入りにシートで覆い、
テントとテントをがっしりとロープでつなぎ、
テントの防水暴風対策はバッチリ。
コレ、ずっと生活できるんじゃないの? くらいにバッチリ。
さらに、
いざ落雷が起こったら
テントではなく車の中に避難して…みたいな
避難の手筈までてきぱきと打ち合わせ。

さあ、どんとこい! 雷!

しかし、
だんだんと雷は鳴らなくなり、
雲の切れ間からは美しい夕焼けが見えてきた。
やれやれ。

そして
風も雨も通さないかわりに通気性がうばわれて
蒸し暑いテントが残された。
ビニールシートを外しながら

「せっかく準備したんだから、
 コレの出番があれば良かったのになぁ…」

てなことを、ちょっぴり思った。