ーOOO-”DOGS for PEACE”ということ

 日曜日に青山でブルース・ウェーバー展を見た私は、時間をつぶたあと、夜は渋谷のシネマライズで上映中の「トゥルーへの手紙」を見てきました。
 ブルース・ウェーバーは大のイヌ好きで、この映画には彼の飼っているイヌ達が何匹も登場する。だからワタシはスクリーンを乱舞する犬に萌え〜♪ と思ったら、それだけの映画ではござらなんだ。

9。11のテロ以来、僕は旅先で君達のことが心配で仕方ない。あれ以来、世界は変わってしまった。もしかしたら、今日がこの世で最期の日かもしれない。
だから、今、愛情をはっきりと伝えたい。僕の愛する犬たち、そして世界中の友人たちのために……
(パンフレットより引用)

 と、いうことで9.11をきっかけとして作られた、平和を訴える映画だった。
 戦場カメラマンの話やマーチン・ルーサー・キング牧師の演説とかが含まれつつ、AIDSにかかった友人のエピソードなども語られている。
 9.11をきっかけとして作られた映画だから、非戦を訴える内容が多く含まれている。でもこの映画はもっとシンプルな「PEACE」を訴えているように思う。日常のなんでもない幸せが一番大事、というか。イヌと生活する平和、というか。
 ところで、手からカメラをぶら下げて、イヌと一緒に走りながら撮影されているシーンがあったりして、イヌの目線の映像がたくさん見られるけれど、長く続くとチョッと酔っ払いますですよ。