ーOOO-どうぶつの森、プレイ10日目くらいの雑感
「おいでよ!どうぶつの森」を、こないだからチマチマと遊んでおります。
これ、魚釣りが出来るんだけど、たぶんオマケ的要素のハズなんだけど、妙に良くできていて、アキない。
水面に魚の影が映っている。エサを魚の鼻先に落とす。魚が近づいてきて、ウキがポコンと沈んだ瞬間に釣りあげる。ちっとも難しくない。
ただそれだけのコトなんだけど、釣り糸をたれている間に魚がいろいろな動きを見せる。大きな魚、小さな魚。臆病な魚、一直線にエサに向かってくる魚。で、その動きを見ながらワタシは「ははぁ、この魚はヒラメかな?」なんてなことを考えながら、釣り上げる。と、当たっている時もあれば裏切られる時もある。釣りそこなうこともある。
ちっとも難しくないんだけど、アキない。ついつい釣り続けちゃう。あっというまに時間が過ぎて行く。
「で、どうぶつの森ってどんなゲームなのさ?」と聞かれたなら、「はじめての一人暮らしのシミュレーションみたいな感じ?」と答えます。
あ、あくまでもワタシの考えね。
とりあえず一日中釣りをやって、釣った魚を売りに行きます。たまったお金で家のローンを返します。
村にはともだちがいます。いろいろ話をしていると、楽しい時もあればそうじゃない時もある。ヤな奴もいる。でもそう思いながら何度も話しかけていると、そうでもないことが分かったりする。あと、いつもニコニコしているようなヤツの何げない一言で傷ついたりします。
家のまわりに花を植えたり、部屋に家具をいろいろ置いたり、部屋の壁紙を張り替えたり。そんなの後回し、と思っていると友達が遊びにきて「あああ、恥ずかしい部屋を見せてしまったなぁ」と反省したり。
あと、ある日突然見知らぬセールスマンが尋ねてきたり。もうほんと、かなりにリアルな一人暮らしシミュレーターだなーと思います。
だから、子供が遊べば、一人暮らしの模擬体験、予行演習になると思います。
DSのどうぶつの森のCMに出てくるような、20代前半女子、一人暮らし歴半年、みたいな感じのヒトだと、遊びながら「ああ、あるある」っていちいちうなずきながら、現実の身の回りの小さなトラブルなんかを「私だけじゃないんだな」と思って励まされるというか、乗り切れる力になる気がします。
んで、腐れ独身オサーンの場合は。
ちまちま魚を釣ってまじめに貯金。ゲームの中の自分の部屋は、どんどんきれいになっていきます。ああ、仕事もいいもんだ。部屋の模様替えも楽しいもんだ。
そう思いながらふと振り返ると、現実の自分の部屋は散らかり放題。まじめに貯金なんかしていません。
ああ、ゲームなんかやってる場合じゃないんだよなぁ、そう思いながら、ちまちまちまちま魚を釣り続けます。
ちまちま、ちまちま……