ーOOO-白夜行、買いました

 ドラマの白夜行には毎回うならされっぱなしで、この先どうなるのかハラハラするワタクシです。
 ワタシは原作の白夜行を買って読んでいて、そのときには「なんかあんまり面白くないなー」と思ってました。ところが今回のドラマはすいぶんと脚色されていて、原作を読んでいたはずなのに毎回すごくドキドキさせられる。
 で、脚色脚色… と思ってドラマを見ていたけれど、なんだかだんだん「あれっ? こーいう話だったの?」とか、「自分は原作の読みがすごく浅かったんじゃないか」という反省の気持ちが出てきて。
 んで、改めて文庫判の白夜行を買ってきました。来週の木曜日までには読み終えたいなーと思ってるんですが、何しろ分厚い。てごわそうだなー(←でも二度目なんだから飛ばし読みすればいいじゃん(←おいおいそれじゃまた読みが浅くなっちゃうってば))。


 ドラマの感想文をちょこっとだけ書こうかな。
 先週の3話目までは、怖いほど賢い女の子と、単純で馬鹿な男の子の物語というか。
 とっさに刑事の前で平気でウソがつけちゃう綾瀬はるかが、山田孝之を実際に愛しているのかどうかはよくわからない、というふうに見えた。「愛してる」というフリをして山田孝之をうまく操って、時効が来るまで逃げ切ろうとしているのかもしれないな、とも思えた。
 綾瀬はるかが「教会にいたころはロクなことがなかった」みたいなことをチラッと言っただけで、山田孝之は一人で勝手に妄想を炸裂させまくって彼女に猛烈に同情したでしょ? そこいらへんに単純で馬鹿な高校生男子の「真っすぐ」で「イタい」感じが現れてましたな。
 なんか実際の犯罪でそーいうイタい事件あるでしょ? 女の子がイッちゃった感じの子で、その女の子の妄想世界に引きずり込まれる形で男の子が人を殺しちゃったとか。でも女の子は直接的には別に何もしてない、みたいな。
 でも今回の第4話では、山田孝之がどんどん走り回って、綾瀬はるかは最後に巻き込まれる、という感じの話で。あの変わりようは、前回の第3話で山田孝之が「男の子」ではなくて、「男」になったからなのかな、と思った。
 今回の四話の最後に二人は結ばれたんだけど、結ばれるっつーより屈服させる(ぜんぜん激しいシーンではなかったけど)、あるいは「二人は一つなんだ」ということを確認するために結ばれた、っつー感じ?
 んで、今回の第4話で「女」になった綾瀬はるかが、今後さらに「怖い女」になることが予想されるわけでー。


more... ーOOO-ドラマの「白夜行」は「罪と罰」っぽくない?(06/01/26)