ーOOO-故郷の訛り懐かし

 そういうわけで、東北新幹線に乗って宮城の方に行ってきた。ついついケータイのカメラであれこれ撮ってしまった。

 典型的な東北新幹線の風景。
 飛行機雲的なモノの先に写る物体は… 何だろうね?

 典型的な東北新幹線の風景(2)
 あんまり代わり映えしない。だが、この写真は新幹線の窓から写したのに、バシッと電柱が止まって見えるというのがポイント。スゴいなケータイ。


 電車を降りて、目的地に着いてからもあれこれと撮った。

 露出とか色設定とかをいじるのが楽しくてたまらない。

 ケータイの画面で見ると良い感じだったんだけど、今見るとやりすぎかも。


 夕方になって、父が「散歩しないか」というので、ちょっと付き合った。 

 実のところ、今回の宮城行きは法事なのだった。

 親戚はこの街を出て、あちこちの街に引っ越した。

 最後までこの街にひとりで住んでいたおばさんが亡くなった。

「墓参りに来ることはあるかもしれないけど、こうしてこの街を、こんな風に歩くことは、多分この先もう無いだろう」と父が言った。

「よく見ておくんだぞ」と父は言った。

 あちこちで立ち止まって、いろいろな思い出話をするので、思ったより長い散歩になった。