ーOOO-「Wii発売前夜祭!」を通して「ほぼ日」考察

 ほぼ日で「Wii発売前夜祭!」という企画をやっているのだが、世の中はソレを読んで「うらやましーい! Wii欲しーい!」と思っちゃう人だけではないみたいで、「明日みんなといっしょに楽しめばいいのに…」みたいなことを書いているヒトがいてスゴいなーとか思った。苦情のメールを送ったヒトとかもいるようで、なんかスゴーい。(→やじうまWatchの2006/12/1
 まあ、落ち着け。

  • 雑誌が発売前レポートを載せるのと、この記事ではどう違うのか?
  • っつーか、北米ではすでに発売されてますよ?

 んで、ほぼ日ではゲームキューブ発売の時にも似たような企画をやってたけど、そのときはこういう盛り上がり方はしなかったと思う(してたのかなぁ?)。
 あの時と今回では何が違うかというと「記事がリアルタイム更新であるか無いか」と、「ゲームキューブWiiの注目度の違い」と言うことになるかと思う*1
 んだから「リアルタイム更新の記事はライブ感や注目度が高いねぇ」とか「ああ、ゲームキューブの時と違ってWiiは注目度が高いねぇ」「熱狂的に欲しがっているヒトが、欲しさのあまり変なこと書いてるなぁ」という感想。


 更に考察。
 ファミ通とかを見れば発売前レポートがいっぱい載ってるのになぜ、ほぼ日の記事に腹をたてるんだろうか?
「ボクちゃんが明日買う機械で、アイツが楽しそうに遊んでるのがムカつく!キー!」みたいなガキっぽい感覚なんだろーか?


 ファミ通が書けば「これは記事だ、ファミ通の仕事だ」と素直に思えるのに、ほぼ日が書けば「これは日記だ、ほぼ日は遊んでいる」と思ってしまうような感覚があるのかなぁ。
 だとすると、「ほぼ日」と読者の距離感があまりにも近すぎるために、ほぼ日の乗組員たち*2に対してあたかも友人のような親近感を抱き、その親近感ゆえに「アイツが発売前に遊んでるのがムカつく!」「アイツが楽しそうに遊んでるのがムカつく!」という憎悪が生まれてしまっているのかなぁ。
 ホントは「ほぼ日」も「ファミ通」と同じメディアなんだけどね。


 そういう目でほぼ日をうらやましがっている記事を読み直すと「友達のイトイくんが、オレより一日早く遊んでる! 明日オレが買うのに! オレの気持ちも知らないで! キー!」みたいな記事に読めるなぁ。
「ボクより一日先にWiiを買ったことを、楽しそうにみんなに言いふらすのは良くないと思いまーす」
「イトイくんはボクの気持ちがわかんないんだろうか…」
 いや、わかんないから。
 っつーかイトイさんは友達じゃないから。友達のフリをしたコピーライターだから。
 友達に幸福のツボとか売りつけられちゃうタイプのヒトは、イトイさんにも気をつけた方が良いぞっ!


 っつーかオイラもWiiを予約してあるワケなのだが*3。予約するのが遅れたので、発売日には届かないし入荷未定って言われちゃったぞ!
 うわーん、うらやましい! チクショウ、みんなオレより先にWiiで遊ぶなー!

*1:あとネットインフラの整備とかブログのブームとかいった時代の違いも大きいとは思うけど

*2:ほぼ日用語。糸井事務所の社員をほぼ日ではこう表わす。こういう言葉遣いを多用して、読者に親近感を持たせている

*3:三位一体の本を買っちゃったり、アースダイバーのイベントにも行っちゃったりしてるぞっ! と、いうわけでワタシもイトイさんにやられて、ドップリとほぼ日にカモられているワケなのだが…