ーOOO-「葉桜の季節に君を想うということ」

 いやー、面白かった! オススメだよ。
 んで、ネタバレとか書きたくないんだよね。この作品については、特にね。
 ってか、予備知識なしでスッーと買って、そのまま読み始めちゃうのがオススメです。
 さて、んー、何を書こうかな。


 ちょっとお出かけの時、持ってきた本を電車の中で読み切ってしまうと、手持ちぶさたになる。
 タバコがないときに「タバコを切らした」という言い方をするけれど、そのセンでいくと、この場合「本を切らした」あるいは「字を切らした」という感覚になる。なんか字が無性に読みたくなってイライラして、電車の中吊り広告を何度も何度も読んだりしてな。
 んで、あわてて本屋に駆け込んで、本を物色。雑誌じゃなくて小説を読みたい気分。
 と、ソコで目に飛び込んできたのが、「葉桜の季節に君を想うということ」だった。
 タイトルが印象的だったので、なんとなく知っていたんだけど、作者はおろか、この小説のジャンルが何なのかさえ知らなかったのだけれど、とにかく手にとって、買った。
 いやー、面白いわぁ。
 帰りの電車の中で読み始めたら止まらなくなって、電車を降りたんだけど収まりが悪かったから、ベンチに腰掛けて少し続きを読んだりしました。続きが気になって仕方がない! こういう感じ、久しぶりだなぁ。
 んで、家に帰ってから寝る前にちょっとだけ続きを読もう…と思ったら、時間を忘れて一気に最後まで読んじゃいましたよ。ああ、面白かった。


 ワタシがオススメするまでもなく、この作品は2004年このミステリーがすごい!第1位、2004年本格ミステリベスト10第1位、第57回日本推理作家協会賞受賞、第4回本格ミステリ大賞受賞…と、すばらしい賞を数々受賞していますから、面白さはは保証済みです。
 ドラマや映画になるのを待っても無駄。この作品は映像化不可能だと思います。
 読書する喜びを感じさせてくれます。
 興味を持った方はぜひどうぞ。