ーOOO-東京モーターショーの話(続き)

 こないだたのしかった、もーたーしょーって記事を書いたんですが、気が向いたのでその続きを。
 っつーか、せっかく写真いっぱい撮っちゃったのでー。ピンぼけとか水平出てないとかヒドいんですが、よろしくー。

同時開催の展覧会

 東京モーターショーは規模が大きくて、さまざまなイベントが行なわれていました。
 そのひとつが、コチラ。
 
「世界のナンバープレート展」です。
 これは、(社)全国自動車標板協議会さんの催している展覧会です。
 世界のナンバープレートや、日本全国のご当地ナンバープレートが一堂に会した国際的なイベントです。
 名前の大きさのワリに規模が小さいイベントでして、そのほとんど全てはさっきの写真と次の写真の二枚に収まっちゃっています。
 
 キャンギャルって言うか案内係のヒトが「え? コッチ撮るわけ?」みたいな顔をしているのが良いなぁと思いますです。

グランツーリスモ

 今回のモーターショーの目玉は日産GT-Rと、グランツーリスモではないだろーかと思っていたワタクシです。
 グランツーリスモはゲームの枠を超え、年々リアルシミュレーターとしての実力をつけつつあります。
 自動車評論家が自動車メーカーに接待を受けながら書いたチョーチン記事を読むより、グランツーリスモでとりあえず触ってみる方が「わかる」ことがあります。最新のグランツーリスモは、モーターショー以上に「自動車展覧会」の役割を果たしているんじゃないかと思います。
 ただそれは、自動車の走行性能という一面で切り取ったクルマの性格がわかるだけで、実際には居住性能、積載力、そしてクルマ自体の「魅力」といった部分は、やはり実車に触ってみることでしかわからないのですが。


 さて、今回のグランツーリスモ5プロローグ。
 なかなかの人気で、試遊台は14台あるのに20分待ちでした。
 順番が来ると、コクピットに乗り込みます。バケットシートにステアリングコントローラー、40インチのディスプレイで迫力満点です。
 プレイしたコースは鈴鹿サーキット、選んだクルマは日産GT-Rです。
 走り出すと頭が真っ白になります。
 おりゃああああ! うらぁぁぁ!
 今回の試遊台は音が小さい設定で、エンジン音やタイヤのすべる音が聞こえないので、クルマのインフォメーションが伝わってきません。必死でタコメーターを見ながらシフトチェンジです。ドライブゲーマーとしては不満でした。
 16位からスタートして、プレイ時間3分間の中で猛チャージをかけて、2位にジャンプアップしたんですが、初プレイでコレはどうよ? いやー、オレもチョッとしたもんだぜ…。
 っていうか今度の日産GT-Rが、初心者でも安定してタイムを叩き出しやすい乗りやすいマシンに仕上がっていると言うことかもしれず。うーん。

自動車展覧会としてのモーターショー

 ゲームやったりバスに乗ったり、おまえはホントにモーターショーのモーターショーらしい部分を見てきたの? とか言われそうですな。
 いや、ちゃんと車も見てきたですよ。
 ますは日産のGT-Rコーナーね。
 
 平日なのにコレですから。近づけませんてば。


 あと、ユーノスロードスター乗りのワタシとしては、やっぱりロードスターも気になったです。
 
 なんか人混みがスゴいと思いませんか?
 モーターショーってのは見るクルマがいっぱいありすぎて、フツーの市販車なんかにゃあダレも見向きもしない場所のはずなんだけど。
 2005年に発売になった車で、フツーに街を走ってる車なのに、この人気。
 なんつーか、こんどのNC型も愛されるクルマになってるんじゃない? いいじゃんロードスター
 上の人混みのすごさを、次の写真と比べてみよう。
 
 ホンダのF1マシンを囲むヒトビト。これはホントにスーパーなクルマだと思うんだけど、それでも人混みはこの程度ですから。

Vmax

 バイクに興味ないヒトはアレでしょうが、新型Vmaxの情報も気になるところだったので見てきました。
 
 カベにカッチョ良いオブジェが作られていて、なんか展示されてました。一言で言っちゃうと鋭意開発中という所かと。
 
 しかし、新型Vmaxのウワサは毎年毎年出るんだけど、結局形にならないんですよね。
 ちなみに2005年のモーターショーではこんな感じ。
 1985年から大きなモデルチェンジもなく作り続けられてきたバイクなので、新型を作ると言うときにどんなデザインにしたら良いのか作る側も迷っているし、ユーザー側は何が出てきても違和感を感じるし。難しいですよね。
 スーパーカブとかハーレーみたいな感じで、永遠の定番として生き続けていくことが出来るバイクだと思うので、うまいことモデルチェンジしないで行ければ良いのになぁ、と思いますです。

部品メーカーの展示会としてのモーターショー

 今年のモーターショーは、商用車、バイク、部品メーカー、タイヤメーカーなどなどが出品していて、なかなか規模が大きかったですな。
 
 とはいえ、タイヤ・オーディオ館なんて言われると「ココはオートバックスかよ!」とか突っ込みたくなりますが。
 つい足を止めてみてしまったのが、こちら。
 
 アリソントランスミッション社さんによる、オートマチックトランスミッション(AT)の実演分解ショー。
 実に手際よく鮮やかに分解されていきます。
 その部品を手にとって、「ココの部品はココと押しつけ合うことで…」なんて説明してくれる。
 
 あんまり鮮やかだったので、とうとう最後まで見てしまった。
 ATの分解に9分!
「毎日実演しているもんですから、どんどん手際が良くなってきてしまいました」と笑うみなさん。
 
「組み立てはもうちょっと時間がかかるんですけど、ぜひ見に来てください」というので、なんとなく見に行ってしまったのですが、いやぁ、組み立ては大変そうでしたよ。組み立て中は司会のヒトも手伝っていて、マイクで解説する余裕が無くなっていました。
 どもどもお疲れ様でした。

ニッポンの、GT-R

 今回のモーターショーの部品関係の展示では、日産GT-R関係の展示品が多かったですな。
「ウチのメーカーの技術が、GT-Rに使われています!」
という誇りと喜びみたいなものをを感じるんですよね。
 
 コレがGT-Rのサスペンションメンバーです。
 
 鉄板が中央で溶接されていて、右半分と左半分で鉄板の厚さが違うことがわかるでしょうか?
 この技術を推し進めることで、強度が必要とされる部分には十分な肉厚で、そうでない部分は軽量化を図ることが出来たのだそうです。
 
 これにかぎらず、各社が各様の最先端技術で、日産GT-Rに関わっています。
 クルマは何千何万の部品で作られています。それは何百何千もの部品メーカーによって作り出されています。
 
 「世界一の車を作ろう」として、日本中の部品メーカーが力を合わせて生み出されたクルマ。それが日産GT-R
 やはりGT-Rは、今回のモーターショーの「華」だよなあ、と思いました。

おまけ

 東京モーターショー土産は
 
 千葉県名産品の
 
 落花生羊羹を買いました。
 ってか、どんな味なのさ?(←まだ食べてない)