ーOOO-わからない、ではなくて

 「ナントカが良くわかんないんだけど」
とか聞かれたときに、解説したり答えたりするのだけど、自分がものすごいスリ減るときがある。
 たとえばこんな感じ。
 「テレビゲームがよくわかんない」
って言われたので解説しているはずが、いつのまにか相手に罵倒される展開になったりする。こちらは途方に暮れる。
 自分は「コトバが足りなかったかな?」と思って別な言い回しを使ったり、「別なケースもありますよ」と横に話を振ったりして理解を求めるのだが、むしろどんどん空気が悪くなる。
 ワタシはゲームが好きではあるけれど、熱心な擁護派ではないので、全ての批判にお答えする必要は無いと思うし、答えられないし。
 理解するつもりがあるのか? なんなんだ、いったい。


 んで、最近ようやく気がついた。
「テレビゲームが良くわかんないんだけど」
という発言の中には、
「テレビゲーム(のドコが面白いのか)が良くわかんないんだけど」
という省略があって、言いかえると
「テレビゲームが面白いとは思えない」
という立場の表明が含まれている。
 で、こーいう場合に「テレビゲームの面白さはうんぬん」みたいな話をしても、次々に叩き落とされる。聞く耳なんか持ってくれない。
 だって、相手は聞く耳なんか持ってないんだから。
 「よくわかんない」って言われたから解説しているはずが、なんだか相手に罵倒される展開になっていく。こちらは途方に暮れる。
 アレは疲れる。
 ものすごいスリ減る。


 だから今度その人に
「ナントカが良くわかんないんだけど」
とか言われたら、
「あー。」とか
「ですよねー?」とかいってやり過ごせばいいかなーと思った。


 でもその人は、ワタシが「テレビゲームが好きだ」ってことを知ってて
「テレビゲームが良くわかんないんだけど」
ってな話を振ってくるので、めんどくさい。