ーOOO-ダメージジーンズ
本業は和菓子屋さんなので、白衣を着て作業をしているワタシなのだが。でもワタシがやってるのは繊細優美と言うよりはタフでハードな作業なので、白衣のズボンはボロボロになりやすい。
んで、仕事中はジーンズを履くことにしている。
新品だったジーンズが、イイ感じにボロボロになって、味が出てくるのが何とも言えず楽しい。
ボロボロなのに高価なユーズドジーンズを買うのはもったいない。ダメージ加工だとかにお金を払うのはアホらしい。
味気ない毎日の仕事ではあるが「こうやって仕事をしているうちに、どんどん身体に馴染んで、履き込んだ感じで味が出てジーンズが育っていくんだ…」とかおもうだけで、ほんの少しだけウキウキ出来たりするものなのだった。
ところが今日、履き込んだジーンズに穴が空いていることに気が付いた。
ソレも、おしりのカッコ悪い部分に最悪な感じでドーンと空いちゃっていたのだった。
ギャー! 恥ずかしい!
他人がダメージ加工にお金を払う気持ちがわかった。
ユーズドジーンズがボロボロなのに高価なのには、意味と価値があると知った。