ーOOO-通勤地獄
今朝は電車のダイヤが乱れまくって大変だったさ。
いままで経験してきた中でも1,2を争うヤバさだったね。
自分が乗ってきた電車を降りて、階段を上り下りして次の乗り継ぎの電車のホームに向かうのがもう一苦労。階段が人でびっしりで、動きゃぁしない。
じりっ、じりっと一歩一歩動いていくんだけど、階段部分で身動きが取れないような状況なので、「もしここで将棋倒しが起こったら…」と思うと気が気でない。
小雨がふっていたので、湿度も高い。ものすごい不快。
階段を上り下りして目的のホームに降り立つだけで、20分!
さー、そっから電車に近づくまでが、一苦労だ。
ホームの上に立って待っていると、電車が入ってくる。
ドアが開いて、中から人がドワーッと出てくる。
降りるべき人が降りきらないうちに、「コレに何としてでも乗らなければならない」という人達が強引に乗り込もうとするので、
「降ります!降ります!」とか
「痛い痛い痛い!」とか大変な騒ぎ。
すし詰めの人達が押し合いへし合いして、ホームの上は大混乱。オイラはつま先立ちをして、とにかく転ばないようにこらえるのが精一杯。
ぎゅうぎゅう詰めの電車のドアが閉まり、ゆっくりとホームから発車していく。
でもオイラはちっとも電車に近づいてないのだ。
ホームの中央部から乗り込み口まで、ほんの2メートルほどの距離が長い長い。
気が付くと、さっきの押し合いへし合いのどさくさに紛れて、右横にいたはずのオッサンがオイラの目の前に立っている。うまいこと前に出ている!
あと、左隣にいたはずのお姉さんがいなくなっている。うまいこと電車に乗って行ってしまった!
要領がいいひとは、うまーいこと混乱に紛れてアッというまに電車に乗り込んでいってしまう。
でもさぁ、「痛い痛い痛い!」とかいってる人を押しのけて、電車に乗るんだぜ? なんかもう、いいやって感じするじゃん? 会社に行かなきゃなんないのは確かだけど、何もそこまでっていうかさぁ。
この大行列、ディズニーランドみたいにファストパスでも配っててくれれば、30分くらいスタバで時間をつぶすとかあるんだけど、現実には遅延証明書をもらいに行くのも混雑しててめんどくさいというか。
じわり、じわり、と前に出て、ようやく「オレも次の電車に乗れるかな…?」くらいの状態になる。
と、このときホームのフチのギリギリに立つハメになる。
これがめっぽう怖い。
ホームの上は大混雑で、さっきまで将棋倒しになる寸前だったことを知っているから、「ちょっとなんかあったら、ホームから落ちるな…」と思っちゃって怖くて怖くて仕方がない。
電車はゆっくりゆっくりと、ワタシの身体をかすめるようにしてホームに入ってきた。危ない危ない。
乗り込んだら乗り込んだで、車内はいつも以上の大混雑。
いやはや殺伐とした、というか殺気だった出勤風景だったですよ。
まさに通勤地獄だな!
やっぱ地獄と名の付くだけのことはあるわい。
コレが死後の世界なら、地獄には行きたくないなぁとつくづく思ったことでありますよ。