ーOOO-あかさか
きょうは第2回「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」ブロガーミーティングというのに行ってきました。
マイクロソフトさんのコンシューマー部隊が入居している赤坂ガーデンシティというビルのロビーには、超巨大なクリスマスツリーが飾ってあって、とってもきれいでした。
おわり。
WindowsMobileの担当者様に直接意見を言うチャンスだったので、
「とにかく軽くて早いOSやマシンを作ってください、
そうすれば新しくて面白そうなサービスはユーザーが勝手に立ち上げるから」
みたいな意見を語って帰ってきました。
で、帰り道につらつらと考えていたんだけど、そーなんだよなぁ、あの場のテーマは「スマートフォンの未来を考える」なんだよなぁ。ってか、もっと直球で言うと「iPhone対抗商品を考える」みたいな感じをアチラ様は求めてらっしゃったのかなぁ、と。
オイラの問題意識は、「WindowsMobileの未来を考える」あるいは「PDAの未来を考える」だったから、問題意識が噛まなかったんだなぁ、きっと。
場違いだったな! 失敗しました。
ワタシは毎日em-oneっていうWindowsMobile端末を使っているから、便利さを知りつつ不満もありつつ。
だから、もっといい端末が欲しい…っていうイメージで語りたかったんだけど。
今回はあんまりハード面、OS面の話にはならなかったですな。
あの場ではいろいろな話があがったんだけど、それは
- 端末の話なのか?(ハード)
- サービスの話なのか?(ソフト+ハード+インフラ)
- OSの話なのか?(ソフト)
会場にはマイクロソフトさんのほかに、htcさんという携帯電話端末メーカーの方もおられたので、ソフトだけでなくハードの話も出来たし、それらをひっくるめて動かせるマイクロソフトさんの体力みたいなものも感じたのだけれど。
なんかねぇ、Windows Life Without Wallsっていう、アレですよ。メッセンジャーも画像もムービーも、PCとWebとWindowsMobileと連携する、みたいな。なかなか良いスローガンだし、そっちのほうにぐーっと舵を切って全社一丸で行ったらいいじゃん。キッチリ作りこんだらすばらしい世界が広がるよ、きっと。
で、CEATECから2ヶ月たったんだし、すばらしい状態まで作りこんでいるのかと思ったら、なんかノロノロしてるみたいだし。
んで、いまさら「どれから開発したらいいでしょう?」みたいなアンケートとったりしてな。
いいからやーれーよ!
早く!
全部!
で、その進まなさに、「本気でやる気あんの?」と疑問を感じたりするわけですが。
だって、オレが言った訳じゃないじゃん、マイクロソフトの全社的なビジョンなわけじゃん?
なら作ればいいじゃん! 早く!
ってか、優先順位を考えなければならない程度に開発部隊の人的資源が少ないならば、サービスなんかに注力してないで、とにかく軽くて安定したOSを作るのがスジだと思うんですよ。
WindowsMobileでは現状、フリーのソフト作者さんたちがあれこれ作っていて、面白いことになっています。
で、そういうフリーのソフトをあれこれ入れたりして自分だけの環境を作って行くのが楽しみの一つで。
だから、マイクロソフトさんがやるべきなのは、そういうフリーの作者さんたちがやる気になるような環境作りをすることなのであって、自分からサービスに乗り出す必要はないのではないかなぁ。
それからお話変わって。
Touch Diamondのタッチパネルの反応が悪い、という話があって、それはパネルが抵抗膜だから、静電誘導式ならそんなに引っかかりを感じない、みたいな話があったけれど(うろおぼえ)。
なんかね、iPhoneが滑らかなのは静電誘導式だから、って話がしたいみたいなんですよ。
でもね、ニンテンドーDSが抵抗膜のタッチパネルなんですよ。DSで「硬いなー」「ひっかかるなー」とか、感じますか? 感じないでしょ?
Touch Diamondのタッチパネルの反応が悪いのは抵抗膜だからだけじゃなくて、ソフトのチューニングが悪いからというのも大きいと思うんですよ。タッチしたあとに、反応するまでにタイムラグがあるから「硬い」「引っかかった」と感じられる、と。
ニンテンドーDSのようなゲーム機は、リアルタイムな入力に即座に反応するように作ってある。
それはiPhoneもそう。
WindowsMobileでは、そこらへんのリアルタイム性がいまいちなんだろうと思うんですよ。
とにかく軽くて安定したOSを作って欲しいのは、そこを抑えるのが肝心だと思うからでもあるのです。
オチはないんですが、こんな感じで。