ーOOO-秘境? 渓谷? 神田川を下ってみた
つい先日ワタクシは、神田川の川下りをしてきたですよ。
これは以前デイリーポータルZで紹介されていた「神田川船の会」さんのイベントなのです。
ふだんは船が通っているところを見たことがない神田川。そんなところを船で下ったら、どんな気持ちになるんでしょうか?
っつーか、ワタシはまともに船に乗ったことが無いのです。十和田湖の遊覧船に乗ったことはあるけれど、あれは湖の上を走る双胴船だったから、ほとんど揺れなかった。今回初めての乗船体験で、ワタシはどうにかなっちゃうんでしょうか?
それから神田川や日本橋川は細くて浅く、干潮時には船が底に付いてしまうこともあるとかないとか。
で、今回ワレワレが乗船する時間帯がまさに干潮時。
「本来は6艘だてで川下りを行うのですが、安全のために今回は4艘で出発することとなりました」
といった説明があって、「安全策をとらなければならないくらいマズい状況なのか…」と、逆に不安になりました。
不安を抱えながらも乗船です。
これが今回ワレワレが乗る釣り船です。
ぼやぼやしていたらエンジンの横に座るハメになってしまって、どっどっどっどっ、と賑やかです。
どどどどどどっと力強く船が進み始めます。いったん隅田川の川上にすすみ、その場でUターンして川下を向きます。
うるさかったのはこのときだけで、いったん川を走り出すと、むしろエンジン音は静かになりました。
どんどん橋が近づいてくる…
真下をくぐった!
線路の下から電車を見上げる感じが、とっても奇妙です!
(わかりづらいんだけど、左側の線路を電車が通過中です)
いったん川に出ちゃうとテンション上がりまくりです。
どんどん橋が近づいてくる…!
よーし!
この橋もくぐっちゃえー!
と思ってたら、ココで船は西側に向きを変えました。
隅田川から、いよいよ神田川に入っていきます。
川幅が狭くなって、屋形船がたくさんつないであるのが目にとまります。
水上に張り出した建築物。
船宿でしょうか?
このあたりにはずいぶんたくさんの屋形船がつないでありました。
ちらっと映っている橋が、浅草橋です。
地名や駅名になっている橋を見ると、「へぇ、これが!」という気持ちになりますね。
川沿いを船で通ることで、橋や川の名前が地名になっていることが確認できました。
手前が左右衛門橋、奥が美倉橋です。
船に乗ると揺れて酔うかと思ったんですが、意外に揺れませんでした。
狭い川よりむしろ、広い隅田川の方が波が高くて、船は揺れました。
書泉ブックタワー!
ということで、秋葉原近辺にさしかかってきましたよ。
ここは和泉橋です。
正面に山手線・京浜東北線・東北上越新幹線の橋が見えます。
左右にビルが建ち並び、ほんのちょっと前までの景色とはがらりと一変しています。
で、電車の橋の手前に、歩行者専用の「神田ふれあい橋」っていうのがあるんですが、ご存じですか?
ここのたもとには神社があって、このへんだけ急に江戸っぽい雰囲気を漂わせています。
鉄道橋の下をくぐりぬけると…
目の前には万世橋がかかっています。
右手のビルの向こう側はもう秋葉原なワケで、あそことここでは全然違う時間が流れている感じが面白いですね。
万世橋のちょっと上流に、煉瓦造りの建物があります。これが昔の交通博物館であり、その遙か以前は万世橋駅だった場所です。
開いた窓から、中で工事をしていることがうかがえました。うーん、解体しちゃうんだろうか? 秋葉原近辺は再開発がどんどん進んでいます。
昌平橋を超えると、秋葉原っぽい部分も終わりです。
と、ぐわーっと頭上を斜めに線路が横切る風景が!
実にダイナミック!
で、この先、お茶の水駅の聖橋なんかがチラッと見えていたりするんですが、この続きはまた今度ということで。(→続き)