ーOOO-ゲリラ豪雨を積極的に体感してみた!…横浜開国博Y150

 さてさて今回も横浜開国博Y150ヒルサイドエリア内覧会のレポートであります。

 ヒルサイドエリアの目玉は、会場中央部の「市民創発プロジェクト」とよばれる部分です。このゾーンでは、横浜市民が企画したちいさなイベントやワークショップが数多く、日替わりで行われています。

 先日からそのワークショップにかんするレポートをお届けしていますが、今回もその続きになります。

*1 自分の力で発電してみた!

 自分の力で発電してみて、電気のありがたさと、電気を作る大変さを感じてみよう! ということで、発電機に繋がった自転車が展示してありました。

 下町の発明王みたいなオジサマが「ホラ、ココ、タイヤのトコ、『Y』って光ってるでしょ?」と、自慢げに指さします。
 おお、たしかに赤く光っている!


 で、ワタクシ自転車を漕いでみました。
 まずは20Wの電球を光らせてみました。たくさん漕がないと光らないのですが、さほど大変でもありません。たとえるなら、平らな道を全速力で漕ぐような感じ?


 さらに60Wの電球を光らせることにチャレンジしました。
 切り替えると急に足が重くなります。足を止めればすぐにタイヤが止まってしまいそう。たとえるなら、ちょっとした坂道を上っているような感じ?

 60Wの電球を光らせるのは問題ないんですが、光らせ続けるのはかなり大変そうです。
 で、ウチで自分は600Wの電源でパソコンを動かしているわけで、それはこの10倍大変なんですな。だからってパソコンを使わない生活というのも考えられないわけで、次にパソコンを組むときは消費電力にも気を払いたいなぁ…なんてな事を思いました。
 それから余談ですが、後ろとか横から自分の姿を客観的にみると「太ってるな…」と思いますね…。ってかみんなにはこういう風に見えてたワケね? あーあ。ヤセなきゃね…。

*2 燃料電池はシンプルだった!


 こちらでは燃料電池を展示していました。
 右側のキンチョールの缶みたいなのが水素ボンベ。真ん中の装置で電気を起こして、左端のトンボのおもちゃを動かします。


 この装置が燃料電池の心臓部分。あまりにもシンプル。
 水素H2と酸素O2が反応して、電気と水H2Oが得られる、という理屈はわかるんですが。えー、こんなシンプル?なにがどうなってんの?


 説明員の方が熱心に教えてくれましたが、原理はわかるんだけど目の前で起こっている出来事にむずび付かない、という感覚。ちょっとアタマの中で整理出来なかったなぁ。

 シンプルな装置で、排気ガスの代わりに水を生み出す燃料電池。究極のエコカーはコレを使うんだと思うんですけど、さてさてどうなりますやら。

*3 手作りFUNEを横目で眺める


 日比野克彦さんプロデュースのFUNEプロジェクトというのがあって、大きな船を作っていました。


 1時間おきくらいに様子を見に行くと、ちょっとづつ組み立てが進んでいる感じが面白い。


 こういう感じのワークショップもいくつかありました。
 自分が参加しなくても、ぐるぐると会場を歩いているだけで、いろいろな変化が見られて退屈しません。

*4 ゲリラ豪雨を積極的に体感してみた!


 横浜市環境創造局さんの展示する「かみなり大王ゴロゴロ」。
 都市をおそうゲリラ豪雨を体験できる設備です。


 ここではカサとカッパと長靴を借りて、1時間に60ミリの豪雨とおなじ降水量を体験することが出来ます。


 もちろんワタクシも体験してきましたよ!
 酔狂なヒトは、カサ無しでカッパを着た状態で体験することが可能です。
 床が雨で波立っているのがわかるでしょうか?


 ものすごい雨なので、ケータイのカメラが濡れる濡れる!
 それから、カッパと長靴のさかいめから覗くズボンのすそがビシャビシャに濡れました! カサ無しで体験するヒトはココ注意ですよ!


 「いやあ、すごい雨ですね!」と横浜市環境創造局の方に話したら、
 「いやあまだまだ甘いんですよコレは。設備の都合でシャワーみたいな雨しか流せないんですよ。ホントのゲリラ豪雨って、パチンコ玉みたいなでっかい雨粒がダダダダダッ、ビシャビシャビシャって来るでしょう?ホントはそういうのを体験して欲しかったんですけどね」

 ところで1時間に60ミリもの豪雨が降ったのに、この施設の中の床はそんなに濡れてませんよね?
 あの雨水は、どこに消えたのでしょう?


 その理由が、この排水溝なのです。

 排水溝が都市のあちこちに張り巡らされているから、私たちは毎日安心して生活が出来る、というわけなのですね。

*5 と、いうことでまとめ


 ということであれこれ見てきた横浜開国博Y150ヒルサイドエリア内覧会だったですが、いかがだったでしょうか?
 「博覧会」という名前が大きすぎるのですが、そういう過大な期待を抱かなければ楽しい小さなイベントが盛りだくさんです。

 で、繰り返しになりますが、イベントは日替わりで行われているため、ワタシがレポートしたのと同じワークショップを体験できない場合があることをご了承ください。
 イベントカレンダーはこちらをご確認ください

*1:自分の力で発電してみた!

*2:燃料電池はシンプルだった!

*3:手作りFUNEを横目で眺める

*4:ゲリラ豪雨を積極的に体感してみた!

*5:と、いうことでまとめ