ーOOO-3Dテレビに思うこと - CEATEC2009

 さてさてCEATEC2009の話の続きですよ。
 テレビのニュースでは「CEATECでは3Dテレビが話題」みたいなことを言ってましたな。えー、そうかなぁ? ワタシはそーいうのと全然関係ないブースを回っていたのでそんなイメージは無かったんですが。
 
 ただワタシが見た中では、SONYは確かに3Dテレビを押しまくりでしたな。ブースの大半が3Dに関する展示でした。
 ソニーさんの他には、今回はPanasonicさんも3Dテレビを発表したようですし、こないだ「LED AQUOS」のイベントの時に「3D対応は市場の動向を見極めてから…」と言っていたシャープさんも、CEATECには3Dテレビを展示していました。


 まあ、いざ3D対応の映画を見るとなると、3D対応のテレビの他に3D対応ブルーレイプレイヤーとソフトを買わなきゃならないのでなかなか大変ですな。まあ、2011年に地デジに切り替わるときには現行のビデオやDVDアナログレコーダーなんかは使えなくなるわけで、何か新しいブルーレイレコーダーを買わなきゃならないと思うんですが。
 以前Panasonicさんの3Dテレビに関するデモを見てきたときに、「ゲーム機も3D対応すればいいのになぁ」なんてなことを言ったんですが、今回のSONYさんのデモでは3D対応のゲームが発表されてました。
 この画面はグランツーリスモ。うわー、キター!

 このほかにもいろいろなゲームが3D化された物が展示されていました。
 映画と違い、ゲームの場合はPS3と3D対応ゲームがあればいいので、手っ取り早く導入できますな。あと映画だと2時間程度しか3Dが楽しめないけど、ゲームならプレイ中ずっと3Dを楽しんでいられる。

 最新ゲームと3D技術は相性がいいんだと思うんですが、どうでしょうか?
 もうひとこと。PS3がひとがんばりして、3D対応ブルーレイが再生できるようにファームウエアがバージョンアップすれば問題ないと思うんですが、どーでしょーかダメでしょーか? オレは期待しちゃうぞ!
 
 ソニーさんは3D再生プレイヤーの話だけでなく、撮影機材の3D化について展示がありましたよ。
 これは、単眼レンズなのに3Dが撮影できて、しかもピントに合わせて左右の画像のズレ具合を調節するカメラの紹介です。
 私たちが物を見るときには、ピントを合わせながら左右の目を近づけたり遠ざけたりして立体感を感じています。しかし多くの3D映画は、カメラの左右の離れ具合が固定になっています。このことが3D映像に不自然さを感じさせるのです。
 今回発表になったカメラは、レンズは一枚なのに内部的に左右の画像を分離して取りだしています。しかも、ピントに合わせて左右のズレ具合を調節するのです。
 「より自然な3D映像!」というのが売りでしたが、あまりの行列に見物するのは断念しました。
 アメリカでは3D映画は大人気だと言いますし、3Dテレビが手の届くところまで近づいてきているのは確かなようです。