ーＯＯＯ-"SHARE SMILE"最初で最後の公開収録
六本木ヒルズの展望台で行われた"SHARE SMILE"の公開収録を見てきたですよ。
"SHARE SMILE"は、首都高の交通安全運動「東京スマートドライバー」の提供で現在J-WAVEで放送されている番組です。ナビゲーターは東京スマートドライバーの発起人であり「おくりびと」の脚本家としても有名な小山薫堂さんと、モデルのKIKIさんです。
TOKYO SMART DRIVER "SHARE SMILE" - J-WAVE WEBSITE
この日の公開収録は、招待された人だけでなく一般の方も参加可能と言うことで、会場は混雑していて立ち見も出てました。
司会の薫堂さんとKIKIさんは緊張の面持ち。
「初めての公開収録と言うことで、みなさんのリアクションが見えるというのは面白いですけど、やはり緊張しますね」とKIKIさん。
「司会の我々は不慣れで、今日の場合はむしろゲストのみなさんの方がトークは達者ですから。今日の番組は、ゲストのみなさんがいかに我々司会者をリードするかにかかっていますね。」と、薫堂さん。
最初のゲストは近藤真彦さん。会場からは一際大きな拍手と、高い歓声が。
薫堂さん「僕らが登場した時はおとなしいみなさんだなーと思ったんですが」
kikiさん「みなさんの声の色が違いましたね」
マッチ「僕も驚きました(笑)」
近藤真彦さんはデビュー30年を振り返りつつ、
「僕だけが成長するんじゃなくて、30年間応援し続けてくれたファンのみなさんも、生活が大きく変わったりして成長し続けているんですよね」
ということで、そんなファンに向けてのクリスマスディナーショーの話。
「一年に一度、この日だけはオシャレしてホテルのディナーをするのが楽しみなんだ、っていう場所になるといいなぁ、って」
近藤さんは歌手だけでなく、レーシングドライバーでもあり、SuperGTに参戦するKONDO Racingの監督でもあります。
マッチ「ドライバーだったときの方が楽でしたね、いまはチーム全体のことを見なくちゃならないですから」
薫堂さん「たとえばドライバーの立場と監督の立場では、クラッシュに対するイメージが違うでしょ？」
マッチ「そうなんですよ。ドライバーだった頃はクラッシュしても『一生懸命攻めたんだから仕方ないじゃん』くらいの気持ちだったんですけど、監督の立場になるとウイング一枚飛んだだけで『修理にいくらかかると思ってるんだよ！』って」
そしてレースを続ける上での苦労話がいろいろと続いたんですが、
「苦労して苦労して、やっとレースで一位をとったときに、いい男がみんな抱き合ってオイオイ泣くんですよ。こんな仕事って、他にあるかな？ って。メカを扱ってるんだけど、やっぱり人なんだなぁ、って。」
薫堂さん「歌手としてのマッチとドライバーとしてのマッチ、自分の中の割合としては、どっちが多いんですか?」
マッチ「それについてはいろいろ悩みまして…」
深い悩みと現在の心境。
ここ、すごく興味深かったので、ぜひみなさん放送で聞いていただけるといいかなーと思いますです。
それから、j-waveのキャンペーンに絡め、KIKIさんから「ラブってなんでしょう？」という質問が。ここも興味深かったです。
近藤真彦さんのお話は、クリスマスウイークの12月21日〜25日に放送されます。
続いて江川達也さん登場。
「たるるーとくん」「東京大学物語」などで有名な漫画家の江川達也さん。なぜ漫画家を目指したのか？という話もそこそこに、ジャンクションマニアとしての江川さんのお話に。
理想の高速道路のジャンクションを書くのが好きだったという江川さん、今は建設現場を見学するのも好きだというお話です。
「2番目に好きだ」という三郷ジャンクションの美しさと、美女木ジャンクションのダメさを熱く語ります。
「美女木ジャンクションがあまりにもダメなので、一晩かけて『理想のジャンクションはこれだ！』っていうのを考えたんですよ。で、それは東京大学物語の中で、遙ちゃんが書いている図面として作品の中にチラッと登場させたんですけど」
そして、「一番大好き」だという大橋ジャンクションの美しさを熱く語りました。
「大橋ジャンクションの美しさはなんですか？」
「それは『あの女性のどこが綺麗なの？』って尋ねられたら一言では答えられないんだけど、語り出せばいくらでも語れる、みたいな」
放送禁止というわけではないんだけど、ラジオの放送では使いにくそうなトークを次々に炸裂させる江川さんに会場は大爆笑。
江川さんは地図についても詳しくて、たとえば等高線のある地形図をプリンターで印刷して、その等高線をずっとなぞっていくのが楽しいのだとか。
「こうしてやることで、地形の起伏がよくわかって、頭の中に3次元の地図がグワーッて出来上がっていくんだよ！ って、ああ！ 熱く語っちゃうとみんな引いちゃうんだよな！ 放送で使えないかも！」
図面や地図について踏み込んで語りはじめると場内が微妙に静まりかえる。江川さんはこれを敏感に察知して嘆く嘆く。そんなとき、建築学科卒のKIKIさんが「わかります、わかります」と食いついていくのが個人的にツボでした。
ここで小山薫堂さんがボツリと
「そういえばカーナビで小山薫堂って検索すると、僕の家がボーンと表示されちゃうんだよね…」
全員驚愕の「その理由」と「その結末」は？ 放送をお楽しみに！
そしてj-waveのキャンペーンに絡め、kikiさん「ラブってなんでしょう？」
江川さん「それはオレも聞かれると思ったんだよ！だけどさぁ、正面きってラブについて話すのって恥ずかしいじゃない？」
そんな感じで江川さんはあれこれ面白いことを話したんだけど、ラジオでどれくらい放送されるのかがわかんないので、ワタシは収録の模様を見たにもかかわらず放送がどうなるのか楽しみです。
江川達也さんの回の放送は来週12月14日〜18日ですのでお楽しみに。
さてさて、こんな楽しい番組だったんだけど、残念ながら年内いっぱいで終わってしまいます。だからこれは最初で最後の公開収録だったのです。
最終回を迎える番組を応援するのは切ないなぁ…と思ってたけど、ドッカンドッカン笑いがあって、ちっとも湿っぽくなかったですな。
笑顔が連鎖する"シェアスマイル"ということで、こういう最終回も「らしい」ので、よかったかも。
面白い話がいっぱいあったんだけど、番組の公開収録と言うことでわざと書いてない部分があるので、よかったらみなさん聞いてみてくださいね。
地方の方や聞き逃した方は、放送終了後に番組のブログに当日の放送内容の記事が上がるので、こちらをチェック！
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