ーOOO-銀座のビルのリコーの看板

 つい先日、リコーさんのブロガーミーティングに行ってきた帰り道のこと。
 銀座4丁目交差点に有名な丸っこいビルがあるでしょう?
 アレのてっぺんの看板って、2006年にリコーの看板に変わったんですよね。
 じゃあその前はなんだったっけ? などと思いながら調べていたら驚きの発見がいくつかあったので、そのレポートを。
 
 このビルの名前は銀座三愛ビル(三愛ドリームセンター)といいます。
 ふむふむ、水着の三愛ね。
 と思ったら、そもそもリコーも水着の三愛も、同じ三愛グループなのでした。
 戦前、理化学研究所の発明した感光紙を販売する会社「理研感光紙株式会社」が設立され、それが「理研光学工業株式会社」となり、戦後「リコー」となったのです。
 このリコーの創業者・市村清はさまざまなことを手がけたのですが、その一つが婦人服販売。これが水着の三愛につながる、と。
 さらに、西銀座デパートも三愛グループ。もちろんこのデパートにも三愛は出店しています。あとほら、宝くじ売り場で西銀座デパートチャンスセンターっていうのが有名でしょ? (以前、この宝くじ売り場の大行列に並んできたときの記事は→こちら
 まだある。話は銀座だけじゃない。
 羽田空港の飛行機に燃料を供給している会社が三愛石油。その傘下には、ガソリンスタンドのキグナス石油
 それから、近畿地方から北九州にかけてコカコーラ製品を手がけているコカコーラウエストが三愛グループなのでした。


 当初、銀座三愛ビルにリコーが看板を出したときには
「おっ、最近デジカメが売れてるから、看板出したのかな?」
くらいにしか思ってなかったワタクシでしたが、まさか自社グループのビルだったとは。
 さらに三愛グループがデジカメからコピー機、水着、ガソリン、コカコーラと、あまりにも幅広く手がけていることにも驚かされました。
 興味がある方は、「理研グループ - Wikipedia」「市村清 - Wikipedia」あたりを併せてお読みください。